警視庁は3月3日、軽度認知障害の人が運転時に表われやすい事象をまとめた「運転時認知障害早期発見チェックリスト30」を公表した。同リストは、「車のキーや免許証などを探し回ることがある」「今までできていたカーステレオやカーナビの操作ができなくなった」「道路標識の意味が思い出せないことがある」など、軽度認知障害の人が運転時に表われやすい事象を、認知症予防の第一人者である鳥取大学医学の浦上克哉教授監修の元、まとめたものだ。警視庁では、同リストにより5項目以上チェックが入る人は、認知機能の病的障害を念頭に専門機関で診てもらうなどの目安として活用し、安全運転に心がけてほしいとしている。