カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第2回「コントロール機能の追加」 | CAR CARE PLUS

カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第2回「コントロール機能の追加」

商品レビュー カーAV

カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第2回「コントロール機能の追加」
  • カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第2回「コントロール機能の追加」
カーオーディオを趣味とすると、「システムアップ」するたびに、音が良くなる感動が味わえる。そこに、醍醐味があるのだ。その醍醐味をより効果的に楽しんでいただくべく、「システムアップ術」の研究を試みている。今回は「コントロール機能の追加」をテーマに贈りする。


■効果の大きな次の一手、それが「コントロール機能の追加」だ。

前回はまず、「ステップアップ」することの楽しさについて、そしてそれを楽しむために、どのようなスタンスで何をするといいのかを考えてみた。さらには最初の一歩として、「スピーカー交換」をおすすめした。

今回は、「スピーカー交換」をした後の次の一手として、「コントロール機能の追加」というステップアップ方法について考察していこうと思う。つまりは、「DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)を用いて高度なサウンドチューニングを行えるようにする」、という作戦である。

ところで、カーオーディオの最初の一歩としては、さまざまな作戦が考えられる。そして「システムアップ」においても、さまざまなアプローチがある。「スピーカー交換」の次には、「サブウーファーの追加」や「ケーブル交換」といった、モノを追加する方法もあるし、「デッドニングを実施すること」、「ツイーターの取り付け方の変更」等々、インストールスタイルを進化させる方法もある。その中において「コントロール機能の追加」には、どのようなメリットがあるのかというと…。

メリットは主に2つある。1つは、「音の良化幅が大きいこと」。最初のうちはどうせなら、音の良化幅が大きいことから行ったほうが楽しい。「スピーカー交換」をしただけの状態からは、次に何をやってもそれぞれでガラリと音質が向上していくのであるが、その中でも「コントロール機能の追加」は効果が絶大なのである。

もう1つのメリットは、「根本的な部分に手を付けられること」である。この後に何をするにせよ、最初に、音が良くない根本的な原因をつぶしておけば、それぞれがより効果を発揮しやすくなる。「コントロール機能を追加」することで、後の「ステップアップ」のそれぞれが、より楽しくなるのである。

では、音が良くない根本的な原因とは何かというと…。それは、「音響的なコンディションが劣悪であること」だ。車室内は狭く、そしてガラスやパネルによる音の反射、シート等による音の吸収により周波数特性が乱れがちだ。またはロードノイズによる低音のマスキングが起こったり…。さらには「左右のスピーカーから等距離の場所にリスニングポジションを取れない」という問題も抱えている。そこに「コントロール機能」を追加することで、これらへの対処が可能となるのだ。

中でも、「左右のスピーカーから等距離の場所にリスニングポジションを取れない」という状況は、いかんともし難い。ステレオとは、音楽を左右のチャンネルにわけて録音し、それを左右のスピーカーで再生することで、録音した音楽を立体的に感じようとするものである。そのためには大前提がある。それは「左右のスピーカーから等距離の場所にリスニングポジションを取ること」。しかし、カーオーディオでは、その大前提が崩れているのだ…。


■コントロール機能」の追加で、ステレオ再生を理想的なコンディションで楽しめる…。

しかし、その状況を改善できる策がある。それは、「タイムアライメント」というチューニング機能を運用することだ。この機能を使うと、近くにあるスピーカーが発する音に“遅延”をかけることが可能となる。結果、すべてのスピーカーが自分から等距離の場所にあるかのような状態を作り出せるのだ。

なお、この機能を厳密に運用しようと思うなら、セパレートスピーカーのトゥイーターとミッドウーファーそれぞれを、個別に扱いたいところである。別々の場所に取り付けられたトゥイーターとミッドウーファーを1つのスピーカーとして運用するよりも、それらに対して個別に「タイムアライメント」を効かせたほうが、より良い結果を得られやすい。

そのためには、「マルチアンプシステム」というシステムレイアウトを取る必要ある。1つのスピーカーユニットに対してパワーアンプの1chをあてがう、というシステムレイアウトが、「マルチアンプシステム」だ。

これを手軽に運用しようと思うのなら、高度なDSPを搭載し、かつ、良質な内蔵アンプを備えたメインユニットを導入するか、もしくは、アンプ内蔵のDSPを導入するか、この二択となる。

もう1つ、単体DSPを導入する、という作戦もあるのだが、これを行う場合、ある程度上質な外部パワーアンプも同時に入れたいところである。予算を多めに計上できる場合はこの作戦もアリだ。

ちなみに、単体DSPの購入と同時に、まずは安価な2chパワーアンプを買っておく、という作戦もある。そのパワーアンプはのちのち、サブウーファーを鳴らすのに流用できる。サブウーファーは比較的、パワーアンプを選ばない傾向があるので、この段階ではパワーアンプにかける予算を抑えておいて、予算ができたらそこで初めてフロントスピーカー用に良いアンプをおごり、その時に、ここで購入したアンプをサブウーファーに使うのだ。ご参考にしていただきたい。

なお、純正のメインユニットを交換できない車種では、DSPを搭載しているメインユニットを導入する、という作戦は取りづらい。その場合は、パワーアンプ内蔵のDSPか、単体DSP+パワーアンプかの、二者択一となる。

さて、このようにして「コントロール機能」を追加すると、ステレオ再生を理想的なコンディションで楽しむことが可能となり、「スピーカーから音が聴こえる」という状態から、「目の前にサウンドステージが広がる」という状態に、聴こえ方を変えられる。これによる音の良化度は、場合によっては「スピーカー交換」以上となる可能性もある。

そして、「コントロール機能」を得たことで、次なる「システムアップ」がさらなる効果を発揮していく、というわけなのである。

また、「スピーカー交換」よりも先に、「コントロール機能の追加」からカーオーディオを始める、という手もある。音の質感の向上からスタートするか、正しくステレオイメージを再現することから始めるか…。この二択も、選び甲斐ある二択である。プロショップと十分に相談して、よりしっくりくる方法を選んでほしい。

今回の考察は以上だ。この続編も近日公開予定だ。お楽しみに。
《太田祥三》

関連ニュース

特集

page top