ホンダの米国法人、アメリカンホンダは10月24日、新型燃料電池車、『クラリティ フューエル セル』の最大航続可能距離が、米国EPA(環境保護局)から366マイル(約590km)と認定されたと発表した。クラリティ フューエル セルは2015年10月、東京モーターショー15でワールドプレミア。5名乗車が可能な実用性の高い市販燃料電池車として登場した。量産燃料電池車としては世界で初めて、燃料電池スタックおよび駆動システムを、フロントのボンネット内部に収めることに成功。これにより、優れたパッケージングを生み出す。クラリティ フューエル セルの米国発売は2016年末で、カリフォルニア州ロサンゼルスとオレンジ郡の一部ディーラーで、取り扱いを開始する。今回、米国発売を控えて、米国EPAはクラリティ フューエル セルの水素満タンで走行できる最大航続可能距離を、366マイル(約590km)と認定した。アメリカンホンダによると、約590kmの走行レンジは、米国市場で販売されているEVを含む全ゼロエミッション車の中で、最も優れた数値になるという。アメリカンホンダのスティーブ・センター副社長は、「クラリティ フューエル セルは5名が乗車でき、水素の補充は3-5分。ガソリン車に匹敵する約590kmの走行レンジを、顧客に提供する」と、実用性の高さをアピールしている。
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