日本玩具協会は8月27日、国内最大規模の玩具見本市「TOKYOおもちゃショー2026」を東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。30日までの4日間開催し、186社が最新のおもちゃ約3万5000点を展示する。
開催は今回で63回目。出展企業は事前集計で国内110社、海外76社の計186社となっている。「日本おもちゃ大賞2026」の受賞商品をはじめ、各社の新製品が一堂に集まる。4日間の来場者数は7万5000人以上を目標としている。2025年は212社が出展し、来場者数は7万2621人、おもちゃの展示総数は3万5000点だった。
●商品の体験ほかにもアトラクション
27~28日は商談見本市のビジネスデー、29~30日は一般公開のパブリックデーだ。パブリックデーは入場有料、中学生以下は無料。一般公開では各社ブースで商品を体験できるほか、イベントステージで親子向けのキャラクターショーを開催する。2025年に続き、『月刊コロコロコミック』のイベント「コロコロ魂フェスティバル」も併催する。

●市場は拡大、注目はキダルト
今回のショーで注目されるのが、拡大を続ける国内玩具市場と「キダルト」需要だ。
日本玩具協会によると、2025年度(2025年4月1日~2026年3月31日)の玩具市場規模は、前年度比106.3%の1兆1664億円となった。前年度から690億円増え、調査開始以来最大の市場規模となった。2019年度以降、6年連続で過去最高を更新している。
中でもカードゲーム・トレーディングカードは、市場全体の約30%にあたる約3384億円まで成長した。ぬいぐるみやホビーなどとともに、大人もおもちゃを楽しむ「キダルト(キッズ+アダルト)」層やインバウンドの需要を取り込んだ商品カテゴリーが市場拡大をけん引した。

●社会トレンドを反映したおもちゃ
8月19日に東京国際フォーラムで開かれた「TOKYOおもちゃショー2026」記者発表会では、日本玩具協会見本市委員会の藤井大祐専門委員が最新の市場動向を説明した。
藤井専門委員は、今回注目されるトレンドとして、サステナビリティや投資など「社会トレンドを反映したおもちゃ」を挙げた。このほか、昭和や平成の子ども世代には懐かしく、現在の子どもには新鮮に映る「ノスタルジアトイ」、大人をターゲットにした本格的な「キダルトトイ」など、幅広い年齢層を対象とする新製品が登場するとしている。
TOKYOおもちゃショーは1962年、「第1回日本玩具国際見本市」としてスタートした。2026年で63回目を迎え、玩具メーカーによる商談の場であると同時に、一般消費者が最新商品や市場トレンドに触れるイベントとなっている。


