脱炭素社会の実現をめざすためにマルチパスウェイを掲げるトヨタ自動車が、ハイブリッド車(HV)の需要拡大に対応するため、米国でさらなる生産拡大・強化に乗り出すという。
トヨタが発表したもので、きょうの読売や日経などが「米国内の5工場に総額9億1200万ドル(約1400億円)を投じる」などと報じている。
それによると、ミシシッピ州の工場には1億2500万ドルを投じて現在は日本から輸入している『カローラ』のHVモデルを2028年から米国で初めて現地生産するほか、ウェストバージニア州の工場には4億5300万ドルを投じ、HV用エンジンなどの生産設備を拡張する。さらに、部品を生産するケンタッキー州、テネシー州、ミズーリ州の各工場の設備も増強。一連の投資で米国で新たに252人を雇用するとも伝えている。
トヨタは先週、HVなどの現地生産を強化するため、今後5年間で米国に最大100億ドル(約1.5兆円)を投資すると発表。今回の9億1200万ドルの投資はその一環となるという。

2025年11月19日付
●日中溝埋まらず、首相答弁巡り議論、外務省局長 (読売・1面)
●いすゞ自動運転実験本格化、1月から新東名試走、27年度に「レベル4」目指す(読売・8面)
●デンソー子会社売却へ、カーエアコン配管製造(読売・8面)
●株下落5万円割れ、国債・円もトリプル安(朝日・3面)
●トヨタ、米5工場に1400億円投資へ、HVの生産強化 (産経・10面)
●曙ブレーキ長岡宏社長、インド市場、30年にも本格参入 (日経・15面)
●ソフト搭載トラック開発、三菱ふそう、イスラエル新興と (日経・17面)


