日本充電インフラは、全国の道の駅200カ所に新型EV用急速充電器「RAPIDAS X シリーズ」を導入すると発表した。この充電器はJFEエンジニアリングの子会社のJFEテクノスが開発したもので、利便性の向上と料金の低減が特徴だ。
新しい充電器は、会員登録不要で、クレジットカードやQRコード決済が可能。充電量に応じた従量制料金を採用する。50kW出力で家庭用と同じ「従量電灯契約」が可能で、基本料金を大幅に削減した。
これらの特長により、ユーザーの利便性が大きく向上する。入会金や月会費も不要で、安価な従量単価設定により充電料金の低減も可能となる。
この事業は経済産業省の「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」を活用して行われる。日本充電インフラが運営する全国の道の駅256カ所のうち、200カ所で既存充電器が更新される。
新型充電器の導入により、EVの普及拡大が期待される。また、EVの給電機能を活用した災害時の電力供給にも貢献できる可能性がある。