さまざまある「カーアクセサリー」の中から、特に注目すべき秀作を厳選して紹介している当コーナー。今回は、タイヤの保守に役立つ頼れるアイテムを2つ取り上げる。安全走行への感度が高いドライバー諸氏は、これらのチェックをぜひに。
ところで、JAFのロードサービスの出動理由の上位は何かご存知だろうか。実は、タイヤのトラブルが理由となるケースは結構多い。2023年度のデータによると、「四輪」の「一般道」での出動理由のトップは「過放電バッテリー」(34.75%)だが、それに続くのが「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足」(19.61%)だ。そして「四輪」の「高速道路」に至っては、「タイヤのパンク、バースト、エア圧不足」が40.10%で断トツの1位となっていて、2位の「燃料切れ」の10.53%を大きく引き離している。
というわけで、タイヤのトラブルは起きがちだ。そしてそれを防ぐには、日々のケアが肝心となる。そのための頼れるアイテムが2つ、「Kashimura(カシムラ)」からリリースされている。
最初にこちら、『車用空気圧センサー(KD-258)』(価格:オープン、実勢価格:1万980円前後)からお見せしよう。当品はいわゆる「TPMS(Tire Pressure Monitoring System)で、導入のハードルが低い、使いやすさが光るひと品だ。
というのもまずは価格が比較的に手頃で、さらには装着もしやすい。送信センサーは、タイヤエアバルブキャップと交換すればOKだ。そうすることで車内にて、タイヤの空気圧と温度を常にモニタリングできるようになる。なおセンサーは同社の従来品と比べて3mm小さい。取り回しも一層しやすくなっている。
そしてモニター部は、装着位置の自由度が高い。ダッシュボード上に固定できることに加えて、純正ディスプレイオーディオの背面にも取り付けられる台座が付属されている。
機能も豊富だ。ハイプレッシャー(高空気圧)・ロープレッシャー(低空気圧)アラーム機能、高温度アラーム機能、エア漏れ検知アラーム機能、カーソケットの電圧表示機能、電池切れ表示機能、これらが搭載されている。電源はDCソケットから供給可能だ(12V車専用)。
次いでは、エア不足が検知されたときに簡単にエアを充填できる『電動コンプレッサー 1500mAh(KD-270)』(価格:オープン、実勢価格:6980円前後)もこの度新たにリリースされたので、紹介しよう。
こちらはまずはコンパクトであることが特長で、それでいて1500mAhのリチウム電池を内蔵するのでコードレスにて使用が可能だ。しかしDCケーブルも付属するので、電池切れのときにもばっちり使える。定格2.1A出力のUSB-Aポートも装備するので、モバイルバッテリーとしても機能する。
また指定空気圧の設定が可能で、自動停止機能も搭載済みだ。空気圧はデジタル表示してくれて、各種空気圧単位への表示切り替えも行える(BAR、KPA、kg/cm2)。
さらには5種類のアダプターも付属するので、自動車のタイヤ以外にも幅広く使える。ビニールプール、うきわ、ボール等へも手軽に空気を入れられる。
今回は以上だ。次回以降も気の利いた「カーアクセサリー」を選りすぐって取り上げていく。乞うご期待(記事中の価格はすべて税込。実勢価格は編集部調べ)。