シャープは2月15日、EVの充放電が可能なEV用コンバータを発売すると発表した。価格は165万円で、3月26日の発売を予定している。
EV用コンバータによって、EVと住宅をつなぐ「V2H」システムを構築する。太陽光で発電した電気を有効に活用するため、蓄電池との連携や2023年11月にスタートした家電連携に加え、新たにEVもつながる「Eeeコネクト」システムの提供を開始する。
このシステムでは、太陽光発電、蓄電池、EVの3連携制御により、従来の太陽光発電と蓄電池に加え、EVの充放電も一括制御できる。太陽光で発電したクリーンな電気は直流(DC)のままEVに充電するため、発電した電気を効率良く自家消費するほか、太陽光由来の電気をEV走行に最大限活用できるという。
3月に発売するEV用コンバータは、業界最小・最軽量のサイズで住宅の壁に設置できる。スペースが限られる駐車場でも設置することが可能だ。
また、エネルギー機器を自動で制御するクラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」において、EV連携機能を新たに搭載する。台風などで気象警報が発令されると、蓄電池だけでなくEVにも充電することで停電に備えられる気象警報連携に対応する、としている。