愛犬とのドライブで役立つ神アイテム 2023年度版【青山尚暉のわんダフルカーライフ】 | CAR CARE PLUS

愛犬とのドライブで役立つ神アイテム 2023年度版【青山尚暉のわんダフルカーライフ】

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クールマット
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  • 初夏からの愛犬とドライブする時に役立つ神アイテム 2023年度版
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  • 荷室に真横に積めるサイズがポイント
  • ドッグカート

春から初夏にかけては、絶好の愛犬とのドライブシーズン。緑が美しく、ドッグフレンドリーなリゾート地を訪れれば、きれいな空気の中、思う存分愛犬との休日を楽しむことができそうだ。

そこで今回は、モータージャーナリストかつドッグライフプロデューサーでもあるボクが厳選した、わが家愛用の愛犬とドライブする時に役立つ神アイテム2023年度版を紹介したい。

まず、中小型犬を連れてのドライブ旅行で必須とも言えるのがドッグカートだ。ドライブ先のカフェや高速道路のSA/PAのテラス席を利用する際にもあると便利で、屋外で路面が熱くてもこれなら快適。高さがあるため、気になるテーブルの上を眺めやすいメリットがある(わが家の食いしん坊 自称自動車評論犬!? ジャックラッセルのララ談)。

さらに、軽井沢のプリンスショッピングセンターや各地のアウトレットでも、抱っこまたはドッグカートに入った状態なら、多くの一流ブラント店でも店内に愛犬を同伴できたりするのである(全面的にペットNGの店舗もあり)。また、足元が悪い場所でも、愛犬を歩かせずに済む点もドッグカートのありがたさと言っていい。

◆ドッグカートは2種類を使い分け

では、わが家がどんなドッグカートを使っているかと言えば、じつは2種類を使い分けている。ひとつはスティック状に折りたためる軽量(コットがロングタイプで約4.3kg)なドッグカート(コット部が外れないタイプ)。軽いためクルマの荷室の出し入れが楽で、サイズ的に、荷室に真横に積めるサイズであることがポイント。クルマのサイズ、荷室の大きさにもよるが、カート類は真横に積めないと(荷室幅1000mm以上あれば多くの場合OK)、ほかの荷物の積載効率が著しく悪化するからだ(カートの上に重い荷物は乗せられないため)。

このタイプが便利なのは、例えば階段を使って2階に上がるような、愛犬をドッグカートに乗せたままアクセスできないシチュエーションで便利。サッとドッグカートを折りたたみ、片手で愛犬を抱き、片手でドッグカートを持つ…という方法が可能になる。

もう1台は、2023年に発売された(インターペットで初公開)、ワンタッチ、わずか1秒で自動的にドッグカートが極めてコンパクトに折りたためるタイプで、折りたたみ時の寸法が約52×幅約33×高さ約56cmになるロングタイプのドッグカート(約7~8kg)である。

ひとつめのドッグカートの折り畳み時の高さが約1005mmなので、それが真横に積めない荷室に有効で、なおかつコットが外れ、コットをクルマの後席のシートベルトに固定し、車内用の愛犬ベッドスペース(クレート代わり)としてや、手持ちのハンディタイプとして使える三刀流の使い方ができるのだから便利このうえない。

わが家では、クルマの荷室の状態、そこに積む飼い主用の荷物を大小、そしてドッグカートを使うシーンによって、その2種類を使い分けている。愛犬(中小型犬)とのドライブ旅行にドッグカートを持っていく、行かないで、愛犬同伴での行動半径が大きく違ってくるのも本当なのである。

◆夏の暑さ対策アイテム

これからの季節はドライブ先によって気温が高い可能性があり、愛犬の水分補給の配慮も不可欠。わが家では車内に置いても水がこぼれにくいペット専用水飲み皿や、ボトルタイプまで、様々なペット用補水アイテムを揃え、もう何十年も使っているが、やはりオールマイティなのは、車内はもちろん、観光、お散歩時などに対応する、車外でも使えるボトルタイプという結論に至った。ボウルタイプは滞在先の水飲み皿として使える便利さがある一方、車内では場所を取りすぎるデメリットがある。

そのボトルタイプの2023年新作が、SANPOマナーボトル。ショルダーストラップ付で肩から下げられ、愛犬が外でオシッコをしたときに水をかけられるマナーボトルとしての使い方が基本なのだが、実は、上部のカバーを広げることで、愛犬の水飲みボトルとしても使える2WAYのスグレモノなのである(多くの愛犬用ウォーターボトルはショルダーストラップなし)。

また、ドライブ先の愛犬同伴可能なカフェ、レストラン、テラス席で大活躍してくれるのがカフェマット。しかし、これからの季節テラス席は暑い。犬は暑さが苦手だが、そこで愛犬が喜んでくれるはずのアイテムがクール機能付きのカフェマットだ。お散歩用の愛犬の首に巻く保冷剤が入るクールバンダナとともに、わが家の暑い時期のドライブでは欠かせないクールアイテムとなっている。

ところで、暑い時期のドライブでは、愛犬のために車内の空調環境にも配慮する必要がある。1年中、毛皮を着ていて、足の裏からしか発汗できない犬は、暑さと湿度の高さが苦手。愛車が中大型ミニバンで、2~3列目席頭上にエアコン吹き出し口がある車種や、SUV、ワゴン、セダンタイプのクルマでも後席エアコン吹き出し口、または天井サーキュレーターがあるクルマなら後席の愛犬対応空調環境は文句なしだろう。

が、そうでない車種の場合は、愛犬が乗っている後席部分にちょっとした工夫が必要となる。そう、汎用カーアクセサリーの車内用サーキュレーター(扇風機でもOK)を導入することだ。前席のセンターコンソール後端などにサーキュレーターを設置すれば(カップホルダー対応や器具で挟むタイプがある)、後席空間にも空気を効率的に循環させられ、冷たい空気や温かい空気の偏りを解消でき、愛犬が後席で快適に過ごせる空調環境を手に入れることが可能なのである。

そのほかにも、わが家では夏のドライブ先の自然の中でやっかいな害虫(蚊)対策として、家庭用の電池式蚊取り器、アウトドアでクルマの窓を解放した状態での車内への害虫侵入対策になるマグネットで車体外側に取り付ける、視界を遮らず、通気性に富むメッシュ状の防虫カーテンなどを持参している。

もちろん、愛犬を特等席の後席に乗せる場合、人間のシートベルト着用同様に、なんらかの拘束装置を使うことが必須だ。しっかりと固定したドッグカートのコット、ドッグベッド、キャリーケースのほか、わが家では暑い時期用に、お散歩用のリード&ハーネスを使っている。ハーネスはつまり胴輪のようなもので、一か所にテンションがかからない安全上のメリットがあり、リードの先端を後席ヘッドレストに固定しておくことで飛び出し防止にも役立ってくれるのだ。

これからの絶好のドライブシーズン、そうした愛犬とドライブする時に役立つ神アイテムを揃え、より安全快適な、愛犬とのドライブ旅行を目いっぱい楽しんでいただきたい。

《青山尚暉》

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