NEXCO中日本とNEXCO西日本は、大雪時における対応の課題と原因を検証して「当面の対応策」をとりまとめた。
新名神高速道路(新名神)で、2023年1月24日から26日にかけての大雪時の渋滞で大規模な車両の立ち往生が発生した。今後も大雪の発生が予想されることから、再発防止に向けて当面の対策をまとめた。
それによると「予防的通行止め」の適用基準に達しない場合でも、渋滞延伸により除雪運行が困難となるなど、大規模な滞留が予想される場合、不要不急の外出を控えることの要請を徹底するとともに、ちゅうちょなく通行止めを実施する。この方針について、事前に関係機関と運用方法について確認する。
大雪時の渋滞は、様々な要因で滞留につながるリスクがあるため、的確に渋滞情報を提供するとともに、渋滞による滞留が発生した場合、Twitterをはじめ、あらゆる媒体を活用して滞留状況、作業状況解消の見込みなど、きめ細かく情報を提供する。
また、ちゅうちょせずに通行止めの実施することを徹底して滞留発生防止に努めるとともに、滞留が発生した場合、中央分離帯開口部や後方からのUターン処理などにより長期化を回避する。関係機関からの応援を含めた体制の充実も図る。
効果的な凍結防止剤の活用や新技術など、広範囲にわたる圧雪凍結路面への迅速な対応が可能となる体制を整備する。