東海理化は9月2日、秋田県横手市に自動車部品を製造する工場を新設立すると発表した。主要納入先であるトヨタ自動車東日本向けをはじめ、東北地方でのビジネス拡大、モノづくりによる地域貢献を図る。
同社はこれまで国内では愛知県を中心に、スイッチ類、シートベルト、キーロックなどの自動車用部品を製造してきた。今回、多くのトヨタ自動車グループが生産拠点を設ける東北地方で初となる生産拠点を設ける。
新設する生産子会社が秋田県横手市柳田に工場を設けてアウターミラーや電気信号式シフトレバーなどの製品を2025年1月から生産する。投資額は約32億円。人員は2024年度が70人程度、2027年度に120人程度を計画している。
新工場は製品生産の一翼を担う拠点として、納入先の要望に迅速に対応し、各製品の生産体制・競争力の強化と売上拡大を目指すとしている。