ブラバス(BRABUS)は8月11日、メルセデスベンツの最上位EVセダン『EQS』のカスタマイズプログラムを欧州で発表した。EQSは『Sクラス』のEVバージョンの位置付けだ。
ブラバスは、メルセデスベンツEQS向けに、専用のエアロパーツを開発した。カーボン製フロントリップスポイラーは、前面の空気抵抗を低減するだけでなく、高速での走行安定性を高める効果を発揮する。フロントバンパーのサイドエアインテークには、カーボン製トリムを装着できる。これにより、空気をより多くラジエーターとフロントブレーキに送ることを狙う。リアホイールアーチの前側には、カーボンファイバー製のエアディフレクターが取り付け可能。さらに、ブラバスのリアディフューザーとリアスポイラーによって、サイドとリアのエアロダイナミクス性能を引き上げている。
足元は、22インチの鍛造ホイールで引き締められた。「SportXtra」サスペンションモジュールを装備できる。これにより、車高をフロントで最大15mm、リアで最大25mm下げることができる。22インチのブラバス「モノブロックM」鍛造ホイールと SportXtra サスペンションモジュールを組み合わせることにより、EQSのCd値は 7.2%向上する。これにより、走行抵抗を抑えて、航続にプラスの効果をもたらす。追加のエアロパーツにより、100~140km/hの速度域における航続は、平均で7%増加する効果があるという。