静岡県富士市の富士市中央公園多目的広場で5月12日、「富士山オールドカーフェスタ」が開かれ、1980年以前に製造された国内外のクラシックカー約100台が集まった。主催は富士山オールドカーフェスタ実行委員会。地元の「静岡クラシックカークラブ」と東京都国立市に拠点を持つ「オートモビル・クラブ・ジャパン」の協力で始まったイベントで、今年で10回目の開催となった。中央公園では今回も「富士ばらまつり」と同時開催で、多くの来場者でにぎわった。軽自動車からスーパーカーまであらゆるジャンルの車が展示されるイベントだが、今回も希少なヒストリックカーが数多くあった。初代『スカイライン』のバンとして販売されていたスプリンス『スカイウエイ』(1963年)や、サーブの乗用車『96』をベースにFRPボディを被(かぶ)せたスポーツカー『97ソネットV4』(1968年)、ベルトーネがデザインを手がけたランボルギーニ『ジャルパ』(1986年)、かつて日本に存在したオートバイメーカー東昌自動車工業の50ccスクーター『パンドラ号』(1959年)など盛りだくさん。極め付きは、空冷・チェーンドライブのいわゆる「自動車もどき」と言われるサイクルカー、イギリスのGN(ナッシュらしい)。こちらは1922年製と、”ウルトラビンテージ”であった。また今年も小学生以上を対象とした、クラシックカー同乗による試乗会が行われた。実行委員会の鳥居基廣代表の愛車であるシトロエン『11CVレジェール』(1950年)やBMW『2000CS』(1969年)、カジバ『モーク』(1994年)、それにロールスロイス『シルバーゴースト』(1910年)も、今年も自走してやってきたことに驚愕。こちらは更なるビンテージカーである。子供だけではなく、老若男女の注目を浴びて大人気の試乗会となった。
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