千葉県佐倉市の佐倉草ぶえの丘で5月11日、「サクラ・オートヒストリーフォーラム」が開かれ、戦前を含む往年の名車が集結した。地元のクラシックカー愛好家の集まりである「サクラモータークラブ」の主催で、2011年に始まり今回で9回目。年々イベントの認知度も高まり、今年は111台のヒストリックカーと、歴代のビンテージバイク10台が集まった。園内にあるバラ園も見ごろを迎え、大勢の来場者を楽しませた。参加条件は、1989年以前に生産され、オリジナルを保ち、自走で参加可能な4輪車、及び1971年以前に生産されオリジナルを保っている2輪車。今回は特別展示として歴代のダットサン車が選ばれ、車齢が82歳となる1937年式のダットサンや、後の『フェアレディ』の源流となる1952年式『スポーツ DC-3』、シングルナンバーの1966年式『ブルーバードP411』などがメーンステージに並んだ。また、ボルボは『アマゾン』や『P1800ES』など、13台が集結。シトロエン『DS』や『SM』、ロータス『エリート』、いすゞ『べレット』、三菱『ギャラン』、スズキ『フロンテクーペ』といった名車や希少車が会場を埋め尽くした。これにフォード『モデルT』、アルファロメオ『6C』、ベントレー『Rタイプサルーン』といったビンテージカーや高級車が花を添え、来場者の熱い視線を集めていた。車両展示のほか、市内沿道を走るパレードや千葉トヨペットの協力による「キッズメカニック体験」、国際医療福祉大学オーケストラによる音楽ライブ、フリーマーケットなど、盛りだくさんの内容。更に全日本ダットサン会の石川和男氏による「ダットサンの歴史について」をテーマとした特別講演も行われ、こちらも大盛況だった。
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