平成最後の年に昭和の名車が200台集結…特別展示でベントレーとロールスロイスのビンテージカーも | CAR CARE PLUS

平成最後の年に昭和の名車が200台集結…特別展示でベントレーとロールスロイスのビンテージカーも

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第23回 幸手クラシックカーフェスティバル2018
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埼玉県幸手市の県営権現堂公園駐車場で11月11日、「幸手クラシックカーフェスティバル」が開かれ、戦前に製造された貴重なヒストリックカーや懐かしい昭和の車200台近くが並んだ。

このイベントは幸手市が主催する市民祭りの一環として1996年に始まったもので、今回で23回目。2007年からは地元の「埼玉クラシックカークラブ」が中心となって運営を続けてきた。今回も開会式では同市の市長や警察署長などが登壇するなど、地域とのつながりが強く、老舗(しにせ)の旧車イベントとしてすっかり根付いている。

エントリーしたのは、同イベント実行委員の12台に一般募集167台、フリーマーケット関係者10数台を合わせて200台近くになった。特別展示されたのは、クラシックカー博物館「ワクイミュージアム」から出展されたビンテージカー2台。現存する中では最も古いオリジナル車両といわれるベントレー『3リッター』(1921年)と、6気筒OHV7668ccエンジン搭載で最高速146km/hを誇ったロールスロイス『ファンタムIIコンチネンタル』(1930年)だ。来場者の多くがその威風堂々とした姿にカメラを向けていた。

また、「共に歩み続けたワンオーナー車」として、国産の2台も特別展示。トヨペット『コロナ』(1965年)は現オーナーが19歳の時に父親から買ってもらったというもので、現在の走行距離は47万キロ超え。今も快調にドライブを楽しんでいるという。もう1台はトヨタ『パブリカ・コンバーチブル』(1968年)。こちらは実走約10万kmと控えめ。丁寧な運転を心掛け、マフラーなどは10本もストックしているなど、整備面でも万全の態勢を敷いている様子だった。

このほか国産車では、マツダ『R360クーペ』(1962年)やスズキ『フロンテ』(1967年)、ホンダ『T360』(1965年)といった360cc時代の軽自動車や、ホンダ『S800クーペ』(1967年)、トヨタ『スポーツ800』(1965年)などの小型スポーツカー、スバル『1000スポーツセダン』(1968年)、日産『スカイラインGT-R』(1972年)など一時代を築いた名車が並んだ。

外国車も、ジネッタ『G-15』(1971年)やモーリス『マイナー・ピックアップ』(1961年)、ボルボ『P1800S』(1964年)、プリムス『フューリー』(1957年)など、希少な車が展示された。

ヒストリックカーや旧車、200台が並ぶ…幸手クラシックカーフェスティバル

《嶽宮 三郎》

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