【イベントレポート】感謝の気持ちは“コスプレ”で表現! 黒田モーター商会が行うユーザー向けイベントに密着! | CAR CARE PLUS

【イベントレポート】感謝の気持ちは“コスプレ”で表現! 黒田モーター商会が行うユーザー向けイベントに密着!

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「ずっと続けていく」という大感謝まつり。来年以降もどんな格好をするのかが楽しみだ
  • 「ずっと続けていく」という大感謝まつり。来年以降もどんな格好をするのかが楽しみだ
  • コナン君、サザエさん、平野ノラの3ショットが実現するのも黒田モーター商会だけ
  • ボーダー繋がりの鬼太郎とウォーリー
  • 黒田モーター商会の黒田社長。夢の国へようこそ!
  • 子どもに大人気のミニオンも登場
  • 「ウォーリーを探せ」にブルゾンちえみが挑戦…しているのでしょうか?
  • 「魔貫光殺砲!」おなじみのポーズも至る所で見かけた
  • ダブルまる子ちゃん!どっちが似てますか?
「お客様に日頃の感謝の気持ちを伝える」、「自社の魅力を知ってもらう」ことなどを目的に、全国各地のショップで開催されるユーザー向けのイベント。会社の「個性」が前面に押し出されることもあって、その内容は千差万別だ。

今回は、なかでも「個性的」と評判を集める、三重県四日市市の『黒田モーター商会』(黒田誉喜社長)のイベントに足を運び、その様子を体感してきた。会場の至る所で咲き誇っていたのは、ユーザーやスタッフなど参加した人達の笑顔の花。「楽しい!」が凝縮されたイベントの様子を、レポートする。

◆地元の恒例イベントを今年も開催

「ようこそ! クロダー・ランドへ!!」

『お客様大感謝まつり ~ギブ&ギブの71年愛~』(11月25、26日開催)と銘打たれたイベントを開催する黒田モーター商会を訪れると、入り口付近から、こんな明るい声が聞こえてきた。その声がする場所に目を向けると、あの“某夢の国”の主人公に扮した黒田社長…もといタカキーマウス(本人命名)が来場者を出迎えている。


     (写真)黒田モーター商会・黒田社長…いや、タカキーマウスがお出迎え


その姿を見かけた子どもたちは、社長のもとに駆け寄り、何やら楽しそうに話をしている。本家にも引けを取らない人気ぶりだ。





会場を見渡すと、他にも様々なキャラクターや、話題の人物達がズラリ。実は、同社が年一回開催するこの大感謝まつりは、スタッフがコスプレ姿で地元のお客様を迎えるのが“お約束”となっているのだ。


     (写真)コナン君、サザエさんと平野ノラという異色の組み合わせも実現

     (写真)鬼太郎とウォーリーが“ボーダーコンビ”を結成?

     (写真)ブルゾンちえみがウォーリーを探している…のでしょうか?

     (写真)こちらも子ども達に大人気のミリオンズ


写真をご覧になって頂ければ分かるよう、その本気度もかなりのもの。衣装や小道具を手作りして本番に臨むスタッフや、そのキャラクターおなじみのポーズをフルパワーで披露する姿を各所で見受けることができる。


     (写真)「くらえ!魔貫光殺砲~~~!!」という声が聞こえてきそう。ちなみに普段は
      パナソニック商材を扱っているそうです

     (写真)すち子と茂じいの吉本新喜劇コンビに、平野ノラも加入。小道具もバッチリ!

     (写真)Wまる子ちゃんも登場。右はスズキ自販の箱田さん


この楽しい雰囲気が評判を呼び、同社のイベントは地元でおなじみの恒例行事となっている。今年も2日間で800人を超える来場者が足を運び、元気いっぱいに走り回る子どもたちの姿が印象的な、活気にあふれた雰囲気が作り上げられていた。

◆年々上がっていくクオリティー

黒田社長の発案で始まったコスプレでのお客様感謝イベントは、今年で4回目を迎えた。

最初は「従業員に『本気でコスプレをして、イベントを盛り上げて欲しい』というお願いを、かなりしました」(黒田社長)というほど、照れや恥ずかしさを抱えるスタッフも多かったそうだ。しかし今では、「お客様が喜んでくれる姿を何度も体感するにつれて、みんなのクオリティーが上がっていきました」とそれぞれの心境が大きく変化。お客様を喜ばせたいという一心から、“本気でコスプレ”をする土壌ができあがったようだ。



実際にスタッフの一人に話を聞くと、「3カ月位かけて、どんな格好をするか考えます。みんなで、『あの格好しようかな?』、『私はこの格好をする!』みたいな感じで盛り上がりながら決まっていきます」と、前のめりで取り組んでいる様子をうかがうことができた。



会場で1日過ごすと、来場者が楽しそうなのはもちろんのこと、スタッフ全員の盛り上がっている気持ちを肌で感じることができた。その想いが会場を訪れた人達にも伝播し、一体感を生み出す大きな要因となっているのだろう。スタッフ顔負けの仮装をして来場する子どもの姿も目立った会場。「お客様も、もっとコスプレしてくれたら嬉しいですね!」と言う声もスタッフから挙がっていただけに、来年はさらにド派手な“コスプレ祭り”となるかもしれない。

◆“クルマ屋さん”ならではのプログラムも

もちろん、日頃の感謝の気持ちを表しているのは、格好のみではない。バラエティーに富んだ出店や企画でも、来場者をもてなしていた。ここで、その様子をご覧いただこう。

まずフードコーナーでは前述した豚汁、ぜんざいのほか、ポップコーン、綿菓子を無料で提供。そして、その横には「スーパーボール救い」や「射的」、「ドラえもんダーツ」といった、縁日を彷彿とさせるような遊び場も準備されていた。

寒さを吹き飛ばす豚汁も無料で提供



     (写真)スタッフだけでなく、仮装をして遊びに来た子どもの姿も目立ちました!


さらに、“クルマ屋さん”ならではというプログラムも用意。

その一つが「塗装体験コーナー」だ。ここは、プロが使用するスプレーガンを実際に手に取り、ミニカーに水性塗料を吹き付けることができる体験型コーナーだ。黒田モーター商会に先月入社したという、“世界初(?)の覆面塗装職人”ピントール・ロータス(通称ピンちゃん)と一緒に、塗装作業を行う子どもたち。




     (写真)ピンちゃんの塗装体験コーナーも大盛況

完成したミニカーはお土産として持ち帰れることもあり、「用意していたミニカーがすべて無くなりました」と言うほどの大盛況ぶり。これにはスタッフも、「思っていた以上に女の子も参加してくれたので、来年は数も増やして、ミニカー以外のものも用意したいですね!」と嬉しい悲鳴をあげるほどだった。



     (写真)かっこいい“手作りミニカー”の完成だ


またホンモノのクルマに、自由にお絵かきを楽しめる「らくがきカー」も登場。ちょっとしたいたずら気分が味わえるこのコーナーも、熱心に絵を描く子供の姿が絶えず、イベント終了時には見事な“カスタムカー”が完成していた。実はこのクルマ、イベント後に廃車となることが決まっていた。最後を、たくさんの子ども達の笑顔とともに過ごし、きっと幸せだったに違いない。

何を描いているのかな?
     (写真)何を描いているのかな??
正解は「じどうちゃ」でした!
     (写真)正解は「じどうちゃ」でした!
一生懸命に作品を描くちびっ子アーティストたち
終わる頃には立派な“カスタムカー”が完成
     (写真)子どもたちの手で、世界に一台のカスタムカーの完成だ


同社の“らしさ”が発揮されたのが、期間限定オープンした黒田モーター商会の前身である自転車屋「黒田商会」。自転車のメンテナンスや空気入れが無料で行われた。


     (写真)自転車のメンテナンスを行った増田さんは、同社に入って55年
      という大ベテランだ


この他にも、フリーマーケット、スタンプラリー、コーラ早飲み大会など大人から子どもまで全員が楽しめる企画が満載。コーラ早飲み大会では、タカキーマウスも激走&早飲みに挑戦し、会場を大いに盛り上げていた。




     (写真)大盛り上がりのコーラ早飲み大会に、タカキーマウスも参戦!


それに加えて、ゲストを招いての “エンターテイメントステージ”も大盛り上がり。初日の25日にはプロレスラーの高井憲吾選手と蓮香誠選手によるストリート・マッチを、26日には中部地方を拠点に日本全国で活躍するわくわくブーブが大道芸を披露し、大きな拍手と笑い声が会場を包んだ。

1日目には迫力満点の「ストリート・プロレス」のゴングが鳴った
2日目に登場したわくわくブーブの大道芸に拍手喝采

◆一層お役に立てる“強いクルマ屋”を目指す!

「帰り際に『楽しかったよ』と声をかけていただいたり、『あー楽しかった!』と言いながら会場を出る方の姿が、例年にも増して多かった気がします。大成功です!」

イベントを終えた黒田社長に今回の感想を聞くと、清々しい声でそんな答えが返ってきた。確かに会場に遊びに来ていた人達に話を聞くと、誰もが開口一番「楽しかった」という言葉を口にしていた。「毎年、楽しみで、今年も2日間とも来ました」という地元の女の子に会うこともできた。こういった言葉に加え、途切れることなく入場してくる人達の姿を見ると、この日を楽しみに待っている人の多さが、よく分かる。




     (写真)「楽しい」が詰まった2日間を終え、早くも来年に期待だ!


黒田社長は最後の挨拶で「ギブ&ギブの71年愛と言いましたが、結局みなさんにたくさんの愛情をいただく2日間になりました」と、その場にいたすべての人に感謝の意を述べた。そして、「これからも、より一層お客様のお役に立てる“強いクルマ屋”を目指します」という想いも口にした。

来場した人達が、真っ先に社長やスタッフに駆け寄っていく姿。
その人達と親しげに話をする従業員の姿。
車検やスタッドレスタイヤの相談に親身にのっている姿。

黒田モーター商会と地元住人が築いてきた71年の歴史を、こういった場面の一つひとつが物語っていた。日々の感謝の気持ちをコスプレという形で表現するクルマ屋さん。しかしその想いは、きっと“ストレート”に来場者の胸に届いたはずだ。

《間宮輝憲》

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