フェラーリ『488GTB』のボディをまとった謎のプロトタイプ車両が、ニュルブルクリンクで高速テストを開始した。今回写真で捉えたこの車両は、488GTBと異なるバンパー&エアインテークや、サイドのエアスクープを持ち、ボンネットフードは隠されている。ミステリアスなプロトタイプ車両ではあるが、関係者の話によれば、これは488GTBのハイパフォーマンスモデルのテスト車で、その名称には栄光の「GTO」の名が与えられる可能性もあるという。「GTO」は「グラン・ツーリスモ・オモロガート」の略で、「250GTO」「288GTO」「599GTO」とフェラーリの伝説を作ってきた名車にその名が受け継がれている。パワートレインは、3.9リットルV型8気筒エンジンをブラッシュアップし、最高出力は720psへ向上。大幅な軽量化も施され、0-100km/h加速は2.7秒程度とレポートされている。ワールドプレミアは、2018年秋以降となりそうだ。