カーオーディオの「カスタムインストール」では、どのような「フィニッシュ」を施すかで、ルックスの方向性をコントロールすることが可能となる。「フィニッシュ」のスタイルは、2タイプに分類できる。1つが“生地貼り”であり、もう1つが“ペイント”だ。現在の主流は前者だ。後者は、ショーカー的な派手さを求める場合に用いられることが多く、どちらかと言えば“特別な”仕上げ方法となっている。“生地貼り”においては、用いる素材ごとで仕上がりの雰囲気をガラリと変えることが可能だ。まず、ここ数年の間での人気が高くなっている素材である「スエード」では、高級感のある仕上がりを得られる。シックな大人の雰囲気を醸すことが可能なのだ。なお、ここで言う「スエード」とは、ほとんどの場合「スエード調の合成皮革」である。本物の革が使われることは、まずない。無難な仕上がりを得たい場合には、「レザー」が用いられることが多い(ここでいう「レザー」も本革ではなく「合成皮革」だ)。なお、「レザー」にもいくつかのタイプ違いが存在していて、もっとも無難な仕上がりを得られるものといえば、“シボ”の入ったタイプであろう。純正部分との質感を合わせやすいので、ストック調のインストールにおいても頻繁に用いられている。その他では、高級感にこだわる場合には「本革」も使われる。ただし「本革」は高級素材であるので、用いようとする場合には、それなりのコストを覚悟する必要がある。またここ数年では、「カーボン」も人気を高めている。これについても、扱いやすさを重んじた「カーボン調」の別素材と、質感を優先させた「リアル・カーボン」の2つがある。「リアル・カーボン」は貼るのにテクニックが必要な素材であり、その意味では導入においての難易度は高い(コストもそれなりに要する)。今週はここまでとさせていただく。次週はもう1つの“フィニッシュ”スタイルである、“ペイント”についての解説を行っていく。次回もお楽しみに。
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