純正ナビのままで始める“お手軽”カーオーディオ・スタートプラン。その3 「パワードサブウーファーで低音強化!」 | CAR CARE PLUS

純正ナビのままで始める“お手軽”カーオーディオ・スタートプラン。その3 「パワードサブウーファーで低音強化!」

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ロックフォード・フォズゲート JPS-100-8。
  • ロックフォード・フォズゲート JPS-100-8。
カーオーディオの音を今よりもっと良くしたいけれど、何から手を付ければいいのかわからない、という方々に向けて、“スタートプラン”をご紹介している。しかも今回は、“純正ナビは換えずに”、“低予算で”という前提条件を設け、ハードルが低めのプランを厳選している。

第3回目となる今回は、「サブウーファー」の導入について考えていく。それも、お手軽な「パワードサブウーファー」に限定して、そのメリットから導入にあたっての注意点までを、詳細に解説していく。


■「サブウーファー」が持っている“2つの機能”とは?

「パワードサブウーファー」を導入すると、サウンドがガラリと一変する。その変わり幅は、スピーカー交換よりも大きい場合も多い。

それほどまでに音が変わるのはなぜかというと、“今まで付いていなかったものを追加装着するから”、だ。異なる機能を持ったユニットを足すわけなので、それまで聴こえていなかった音も聴こえるようになる。よって、印象が大きく変わるのだ。

「サブウーファー」の機能とは、主に以下の2つだ。1つ目は、「ドアのスピーカーが出す音よりも、“下の(低い)”音を出す機能」、もう1つは、「ドアのスピーカーが出す音を“補助”する機能」だ。

ちなみに、“サブ”という言葉には、“下の”という意味と、“補助”という意味がある。例えば、サブマリンとかサブウェイとかで使われている“サブ”は、“下の”という意味であるし、サブリーダーとかサブタイトルとかで使われるときには、“補助”という意味であるわけだが、「サブウーファー」で使われるときの“サブ”という言葉は、その両方の意味合いを持っている。そして、機能的にもその両方を発揮する、というわけなのだ。


■音の土台がしっかりすると、中・高音にも変化が現れる…。

次に、それぞれの機能が必要である理由を解説していこう。

まず、「ドアのスピーカーより低い音を出す」という機能が必要な理由だが、これは「ドアのスピーカーは、そもそも100Hzあたりよりも低い音の再生を苦手としているから」、である。口径が小さいために、物理的に低音を出しにくいのだ。なので、音源に含まれている低音すべてを再生しきれていない場合がほとんどだ。さらには、出せている分に関しても歪んだり濁ったり、質があまりよろしくない。であるので、ドアのスピーカーが出せる音よりも“下の”音を出せる、低音専用のスピーカーが必要なのだ。

さらには、ドアのスピーカーに頑張らせ過ぎると(低音を出させ過ぎると)、ドア内部の鉄板がビビリやすくなる。その意味でも、低い音は「サブウーファー」に任せたほうが良いのである。

もう1つの“補助”的な機能が必要な理由は、「ロードノイズによって低音がマスキングされるから」、である。クルマは走行するとロードノイズを発生するのだが、これは低音再生の天敵だ。低音に覆い被さって聴き取りづらくさせるのだ。しかしながら「サブウーファー」を導入すれば、かき消された低音を補うことができるのだ。

なお、上記の2つの機能による音の変化は、低音だけにとどまらない。「サブウーファー」を導入すると、中高域の音にも変化が現れる。そのメカニズムは以下のとおりだ。

楽器の音は、「基音」と「倍音」で成り立っている。「基音」とは音階を決める成分の音であり、「倍音」とは、音色を決める成分の音である。例えば、ギター等のチューニングで使われる「A(ラ)」の音は、周波数で言うと「440Hz」であるのだが、この音の「基音」は「440Hz」の音であり、この音の整数倍の周波数の音が「倍音」となって「基音」に乗っていく。2倍の音は880HZ、3倍の音は1.32kHz、4倍の音は1.76kHz…。これらが「倍音」である。

「サブウーファー」によって低音が豊かに響くと、音の土台がしっかりして、結果、「倍音」も豊かに響くようになる。これは、実際に体験していただくとよくわかる。カーオーディオプロショップに行って、デモボードやデモカーで、「サブウーファー」の有る無しの聴き比べができる状況があったら、ぜひとも確認していただきたい。


■「パワードサブウーファー」なら、リーズナブルに低音強化が可能!

そして、このような「サブウーファー」の機能を、もっとも“お手軽”に得られるのが、「パワードサブウーファー」だ。「パワードサブウーファー」はその名のとおり、パワーアンプを内蔵している。フロントスピーカーは純正ナビに内蔵しているパワーアンプで鳴らせるが、サブウーファーは内蔵アンプではパワー不足で鳴らせない。なので必ずパワーアンプが必要となるのだが、「パワードサブウーファー」ならば、別体でパワーアンプを購入しなくても大丈夫だ。

さらには、サブウーファーを鳴らすためには、「ボックス」も必要なのだが、「パワードサブウーファー」ならば「ボックス」も一体化している。

また、「パワードサブウーファー」の多くは、小型かつ薄型である。よって、シート下へのインストールが可能となる場合が多く、であるならば、インストール費用も比較的に少なく収まる。

さて、問題は「パワードサブウーファー」の価格だ。どのくらいの製品がお薦めなのかというと…。1万円台からあるが、人気が高いのは、3万円前後くらいから5万円台の製品だ。それ以上の価格の製品のほうがもちろん高性能であるのだが、3万円台から5万円台の製品でも十分な効果は得られるはずだ。

製品を選ぶ際は、ボディの剛性をチェックすると1いいだろう。ボディ自体が振動するようでは、良質な低音は期待できない。がっちりしたものを選びたい。

なお、製品をシステムに組み込むとき、愛車の純正ナビに「サブウーファー出力」が備わっていると重宝する。それが備わっていると、低音のコントロールの幅が広がるのだ。

とはいえ、「サブウーファー出力」が備わっていなくても、これをシステムに組み込むことは可能なのでご心配なきように。フロントスピーカー、もしくはリアスピーカーへの配線を分岐させてそれを「パワードサブウーファー」に接続すれば(LchとRchの両方で行う) OKだ。ただしこれを行うためには「パワードサブウーファー」側に、「ハイレベル入力(スピーカーレベル入力)」が備わっている必要がある。最近の有名メーカーの製品ならばほぼ備わっているはずだが、ご購入前に一応確認してみたほうがいいだろう。

最後に注意点をもう1つ。「サブウーファー」を導入する際、それが上手く機能するか否かは、サウンドコントロール機能を使いこなせるかどうかにかかってくる。リーズナブルな製品であってもそれは変わらない。導入の際は、お近くのカーオーディオプロショップを探してみることをお薦めしたい。

さて、「パワードサブウーファー」についての解説は以上だ。低音好きの方は大いに当記事をご参考いただきたい。

次回もまた、“お手軽な”カーオーディオ・スタートプランをご紹介していく。要チェック。
《太田祥三》

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