取材班が向かった先は、大阪府寝屋川市に店舗を構える、“カーオーディオスタジアム”。エントリースピーカーの取り付けからハイエンドシステムの構築まで、対応力の幅広さを強みとする人気カーオーディオ専門店だ。そこでこの『FOCAL・ES 100 K for BMW』を選んだ、川村 遼さんにお会いした。川村さんの愛車は、BMW・X3。
そこに、『FOCAL・ES 100 K for BMW』が登場した。当キットは、純正インテリアを変更することなく取り付けられる。さらには、BMWに取り付けた時、スピーカーにより良い仕事をさせるための音響パーツや専用ハーネス等も付属している。
とにもかくにも、憧れの「FOCAL」を、純正インテリアのまま取り付けられるのだ。当製品は川村さんの思いをすべて叶えられるキット、と言っていい。税抜き価格は8万円。これまでに使ってきたスピーカーよりも高額にはなるのだが、取り付けパーツも含んでの価格であるので、割高感は感じなかったという。川村さんは迷いなく、『FOCAL・ES 100 K for BMW』をチョイスした。
■高音の“透明感”に特長アリ。純正オーディオの低音とも絶妙にシンクロする。
さて、この『FOCAL・ES 100 K for BMW』。プロから見たとき、利点はどこにあるのだろうか。“カーオーディオスタジアム”代表の桑野さんお訊きした。
ちなみにBMWには、純正オーディオに高音を再生するトゥイーターが備わっていないモデルがある。その場合は、ドアに装着されているスピーカーだけで低音から高音までを再生することとなるのだが…。実は、これがなかなか難しい。スピーカーの口径が10cmほどなので、通常の16cmとか17cmのスピーカーと比べたら高音は出しやすいものの、そうは言っても高域特性はトゥイーターにはおよばない。しかし『FOCAL・ES 100 K for BMW』を用いればトゥイーターを足すことが可能となる。これにより、高音がぐっとクリアになるのだ。
なお、BMWの純正オーディオにはサブウーファーが備えられている。低音の再生についてはなかなかに優秀であるようだ。そしてその利点を活かすべく、『FOCAL・ES 100 K for BMW』にはとある工夫が施されている。その音と自然にマッチさせるべく、キットのスピーカーの下側の帯域を適切にカットするチューニングパーツも同梱されているのだ。