横浜ゴムはヒストリックカー向けに新たに開発した『ADVAN HF タイプD』を初公開した。同社の創業100周年を記念して、歴史的ヒット商品となったADVAN HF タイプDを復活させるもので、17年秋の発売を予定している。横浜ゴムの坂本雄司氏は「日本でもヒストリックカーのラリーが流行っているが、クルマはレストアしたけどタイヤのサイズがもうないという声が少なくない。そうした中、ヒストリックカーマーケットに向けたタイヤを新たに開発した」と、復活の経緯を語る。また「見た目は30年ほど前に一世を風靡した当時のADVAN HF タイプDのままだが、中身は今の技術がすべて投入されている」とも。展示されているHF タイプDは『フェアレディZ』に装着した195/70R/14 91Hのワンサイズのみだが、坂本氏は「会期中にブース内で実施する来場者アンケート結果をもとに実際に販売するサイズを決める」と話していた。