Z IIでは32サイズ展開だったものを今回のフルモデルチェンジで35サイズに拡大。3サイズ増えた理由は、ホンダ『S660』、スズキ『アルトワークス』、マツダ『ロードスター(ND)』用サイズを追加したから。つまり、ポテンザ&アドバンを大きく意識して新車からの交換時にチョイスされることをねらっている。
Z IIIはZ IIからの交換でサーキットでのラップタイム短縮を可能にしている。ダンロップのテストによれば1.5%のタイム短縮を実現したという。タイヤの進化にはさまざまな要素がある。今回はまず第一にコンパウンド(ゴム)で新グリップ向上剤の採用、ポリマーの高分子量化によるポリマー鎖の長尺化、ベンゼン環の増量による発熱性の向上などが行われた。