カーオーディオ “今年のうちにやっておきたいこと” 大特集! Part.2「再調整」 | CAR CARE PLUS

カーオーディオ “今年のうちにやっておきたいこと” 大特集! Part.2「再調整」

商品レビュー カーAV

エモーション(福岡県)製作の、デモカーのトゥイーター。
  • エモーション(福岡県)製作の、デモカーのトゥイーター。
年の瀬も押し迫ってきたこの時期、カーオーディオライフにおける「今年のうちにやっておきたいこと」をいろいろとご紹介していこうと思う。前回は「メンテナンス」についお伝えしたが、第2回目となる今回は、「再調整」をテーマにお贈りする。

今回、お知恵を拝借したのは、福岡県の名店「エモーション」の橋本さんだ。では早速、本題に入りたい。


■“エージング”が進めば音は良くなるが、カーオーディオでは“再調整”が必要…。

“エージング”という言葉を聞いたことがあると思う。言葉の意味は、“時を経る”であり、人や動物に使う場合は、“老化”を意味する。電機製品においては、新品が安定動作するまで動作させることを指して使われている。

橋本「オーディオ製品の場合には、“熟成”という意味があてはまると思います。オーディオ製品は“エージング”が進むことで、音が良くなっていくんですよ。特に変化が大きいのはスピーカーですね。海外のとあるメーカーでは、“エージング”が進むことで特性がどのように変化するのか、データを公開しているところもありますが、それを見ると、驚くほどの変化が示されています。

パワーアンプも同様です。スピーカーと比べると変化量は少ないのですが、“エージング”の影響は確実に音に表れますね。電子部品は通電することで電子の動きが発生します。結果、分子配列の状況が変わってしうんだと想定しています。

一部のケーブルで例外的に、“エージング”が進むことで音が劣化する場合もありますが、基本的にはケーブルも含めて、すべてのオーディオ製品で、“エージング”により音が良化すると考えていただいていいと思います。ただし、カーオーディオでは、“エージング”が進むことでチューニングのバランスが崩れてしまうんですね。なので、時間の経過とともに“再調整”を行う必要が出てきます。

当店では、新しくカーオーディオを組んだ3か月後と、その後は1年に1回の“再調整”をおすすめしています。

ちなみに、3カ月後の“再調整”では、びっくりするくらい音が変わります。皆さん、本当に驚かれます。新品から3カ月くらいが、もっとも“エージング”による音の変化量が大きいんですよ。

3か月と言わずに、もっと細かく“再調整”をしても構わないのですが、敢えて、3か月寝かせたほうが良いと思うんです。仮に1カ月ごと行ったとしても、すぐに“再調整”をしなければならないので、その意味でも、3か月後がベストだと考えています」


■3か月後以降は、年に1度“再調整”を行うとベター。

さて、“エージング”によって音が変わることはご理解いただけただろうか。音が変わった後は“再調整”を施して、もろもろのバランスを整える必要がある、というわけなのだ。

ところで、“再調整”では、何をどのように調整し直されているのだろうか。

橋本「当店では、完全にゼロベースでチューニングをやり直しています。イコライザーも“再調整”が必要ですし、タイムアライメントも整え直します。クロスオーバーに関してもスロープの見直しが必要になります」

ところで、新しくカーオーディオを組んだ3か月後の“再調整”が必要であることは、よくわかった。では、その後はどうなのだろうか。

橋本「もしもそれ以後“再調整”を行っていないということでしたら、この機会に“再調整”されることをおすすめしたいですね。

3か月後の“再調整”の以後も、年に1度のペースで“再調整”をされるといいと思うんです。最初の3か月を経過すれば、以後はそんなに大きくは変わらないですから、年に1度で十分です。もちろん、聴いていて気になる部分があれば話は別です。その時はショップに相談してみましょう。しかし気になる部分がなければ、頻繁に“再調整”する必要はないですね」

次には、“再調整”を自分で行おうとするときの、心構えをお訊きしてみると…。

橋本「基本的に“再調整”は、プロショップに任せるのがベターだと思います。もちろん、調整も含めてカーオーディオを楽しんでいる方もいらっしゃいますし、ご自分でやってみることは良いことだと思います。

しかしサウンドチューニングは、相当にトレーニングを積まなければ、上手に操れるようにはならないんですよ。ご自分でやられるにしても、お店でもやってもらったほうがいいと思います。そしてその結果をメモリーしておいて、ご自分で調整するときの基準として使われると良いと思うんですよね。

ご自分でやる場合は、やみくもにやることだけは避けたほうがいいのではないでしょうか。どう聴こえると良いのか、経験則を積むことがとても大事です。イコライザーにしてもタイムアライメントにしても、どのような形(聴こえ方)を目指せば良いのか、それがわかってくると、調整が上手くなると思います。そのためには、トレーニングあるのみです」

オーディオ製品は、時間の経過とともに“エージング”が進み、音が熟成していく。そしてカーオーディオでは、その後に“再調整”を施すことで初めて、“エージング”の恩恵が受けられる。もしも1年以上にわたって“再調整”をしていないなら、近いうちに、できれば年内にプロショップに足を運んで“再調整”をお願いしてみてはいかがだろうか。新たな感動が味わえるはずだ。ぜひ。

カーオーディオ、“今年のうちにやっておきたいこと”大特集! Part.2「再調整」

《太田祥三》

関連ニュース

特集

page top