カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第3回「パッシブクロスオーバーネットワークで楽しむ方法 その1」 | CAR CARE PLUS

カーオーディオの醍醐味はココにあり! 『システムアップ術』研究!! 第3回「パッシブクロスオーバーネットワークで楽しむ方法 その1」

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ダイヤトーン・DS-G20
  • ダイヤトーン・DS-G20
カーオーディオを趣味とするとき、システムを進化させていくと、その都度、音が良くなる感動を味わえる。最初に一気に本格システムを組む、という手もあるのだが、コツコツと手をかけていくのもまた、楽しいものなのだ。

そのノウハウについて、いろいろとご紹介している。第3回目となる今回は、「パッシブクロスオーバーネットワーク」を活用する楽しみ方についてお伝えしていく。


■「パッシブクロスオーバーネットワーク」とは、音楽信号を帯域分割する装置…。

ここまで、「スピーカー交換」、「コントロール機能の追加」と進んできたのだが、今回は一旦戻って、「コントロール機能の追加」の前にやってみると面白い、ということを1つ、ご紹介しておきたい。テーマは、「パッシブクロスオーバーネットワークで楽しむ」だ。

最初に、ビギナーの方のために、「パッシブクロスオーバーネットワーク」とは何か、から説明させていただこう。

名前が長いので、今回の記事では、以下は「パッシブ」と呼ばせていただく。で、これが何かと言うと…。

ズバリ、「セパレートスピーカーにおいて、音楽信号を、トゥイーター用、ミッドウーファー用に“帯域分割”する装置」、である。ちなみに、「パッシブ」とは“受動的”とか“消極的”という意味だ。反対語は「アクティブ」である。

オーディオにおいて、クロスオーバーネットワークに付けて使う場合、「音楽信号をパワーアンプで増幅した“後”に、帯域分割するネットワーク」という意味になる。その反対は、「音楽信号をパワーアンプで増幅する“前”に、帯域分割するネットワーク」である。

パワーアンプで増幅する前に、信号をトゥイーター用とミッドウーファー用にわけると、パワーアンプのch数が“倍”必要となる。結果、システムが大がかりになってしまう、というデメリットが生まれる。しかしメリットは多大にある。

真っ先に挙げるべきは、トゥイーターとミッドウーファーを個別にコントロールできること、だ。そして、パワーアンプとダイレクトに繋げられるので、chセパレーションも良くなるし、アンプが余裕を持って仕事ができるようになり、音にハリや芯が出てきたり、厚みが増したり、と、さまざまな良化が期待できる。

対して、「パッシブ」にもメリットがある。1つは、アンプのch数が少なくてすむこと。そしてもう1つ、「パッシブも含めてスピーカーの音色を楽しめること」、である。

とはいいつつも、カーオーディオではリスニングポジションが片側に寄っているし、「アクティブ」に帯域分割させたほうが、良いことは多い。


■予算はそれほどでもないのに、効果は絶大!

と、ここまでの説明が長くなってしまったが、いつかは「アクティブ」にするとして、まずは「パッシブ」のままでできる「システムアップ術」がいくつかある。「アクティブ」を楽しむのは、「パッシブ」を楽しみ尽くした後でも遅くない。どうせなら、楽しめるポイントは多いほうがお得、だと思うのだが、いかがだろうか。

だがしかし…。「パッシブ」で「システムアップ」を楽しもうとするならば、「パッシブ」が、“バイワイヤリング(バイアンプ)対応”である必要がある。まずは最初に導入したスピーカーの「パッシブ」が、“バイワイヤリング対応”か否かをご確認いただきたい。

もしも対応していなかったら…。対応する「パッシブ」を、プロショップに作ってもらう、という手もある。ショップにぜひとも相談していただきたい。

で、“バイワイヤリング対応”の「パッシブ」であったなら(作ったら)、まずは“バイワイヤリング接続”を試してみよう。

実際の接続はショップでやってもらうべきなのだが、大体のやり方は、以下のような形となる。

パワーアンプのLch端子、Rch端子それぞれに、2本のスピーカーケーブルを接続する、のだ。その具体的なやり方は、プロショップにお任せしよう。アンプの端子部の構造でも変わってくる。とにもかくにも、安全第一で加工をしてもらおう。

そしてLchから伸びている2本のうちの1本を、“バイワイヤリング対応”の「パッシブ」のハイ入力端子に接続し、もう1本を、ロー入力端子に接続する。そしてRchでも同じことをする。

たったこれだけで、がらりとサウンドは変わるはずだ。なぜそうなるのか、その仕組みを詳しく解説するのは割愛させていただくが、要は、「パッシブ」に入力する段階ですでに、ハイ側とロー側に音楽信号が分割されているので、ハイ側とロー側の信号の干渉が減り、もろもろがシンプルな状況になるから、である。

繰り返しになるが、“バイワイヤリング”はダテではない。追加するユニットは、スピーカーケーブルと端子類だけだ。にもかかわらず、結構音が変わる。同じスピーカーで、2度楽しめる。“ひと粒で2度美味しい”とはまさにこのこと、と、納得していただけるに違いない。

せっかくスピーカーにお金を出したのだから、同じスピーカーで2回楽しめたほうが、断然ハッピーだ。

と言いつつ…。

実をいうと、さらにもう1回、楽しめる。それについては次回、詳しく解説していこうと思う。次回もお楽しみに。
《太田祥三》

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