マツダは、今年6月に米国市場に投入した中型SUV『CX-9』で初採用した新開発の車体カラー「マシーングレープレミアムメタリック」の比率が24%と最多になったと明らかにした。マシーングレーは、陰影のコントラストと表面の緻密さによって「金属質感」を追求したという新色。2012年に投入し、国内外で高い評価を得てきた「ソウルレッドプレミアムメタリック」に続く「匠(たくみ)塗り」の第2弾として開発した。このカラーの最初の採用は海外市場に特化したCX-9とした。同モデルは米国で6~8月に約6000台(前年同期比22%増)を販売したが、マシーングレーはほぼ4分の1を占め、ソウルレッド(比率は9%)などを抑えて1番人気になった。マシーングレーは、国内では7月に発売の改良型『アクセラ』に初採用されている。アクセラでも発売後1か月での受注比率が21%と、トップのソウルレッド(22%)と肩を並べた。同社期待の新色は、国内外で好調なスタートとなっている。