いまでは希少な5ナンバーセダンで、「日本の正統派セダン」とうたうトヨタ『プレミオ』『アリオン』は、「外は息子も乗れるアグレッシブさを、中は高齢者に多いご操作を注ぎ込んだ」という。その新たな表情は、木更津の風景にどう映るか。30枚の写真とともに見ていこう。6月末から店頭に並び始めたプレミオ/アリオンのマイナーチェンジ版は、1957年に登場した『トヨペット・コロナ』がルーツ。トヨタでプレミオ/アリオンの主査を務める原田友康氏は「既存ユーザー層は60代後半から70代。もともとコロナやカリーナに乗っていた人たちが多く、プレミオ/アリオンはずっと乗り続けている」という。「日本の市場では、こうしたセダンが少なくなってきた。このプレミオ/アリオンは、コロナからずっと乗り継いでくれる人が多い。ほかのメーカーも含め、セダンを乗っていた客が、新しいクルマを探そうとなると、適当なクルマが見つからない。だから他車からの乗り換えも多い。セダンの希望する人たちにはよい反応だ。国内では日産『シルフィ』しかないけど、このクルマも3ナンバーになってしまったから」(原田氏)最も変わったフロントデザインについて原田氏は、「トヨタのセダンっておとなしい感じ。つまらないという人もいる。そんななか、今回のデザインは押し出し感のある力強いイメージを出せた。逆に出し過ぎて、60代や70代からは遠慮されると思うぐらいだったが、実際に販売し始めたらそんなことはなかった」という。「グリルの違いだけを見て、プレミオは正統派セダン、アリオンはスポーティなセダンというイメージが伝わるように仕立てた」というフロントスタイルについては、「ダンベル状のフロントアンダーグリルをメッキで強調することで、安定感、低重心感を引き立てている」(トヨタ関係者)とも話していた。ダンベルで鍛え上げたような表情に変わったプレミオ/アリオン。その“内側”では、既存ユーザーを守る技術が標準装備された。原田氏は「このプレミオ/アリオンには、駐車時の操作ミスなどによる衝突の被害を軽減・回避するインテリジェントクリアランスソナーを標準装備した。とくに、既存ユーザー層の多くを占める60~70代では、こうした誤操作が多いといわれているので、発進から駐車まで、安心感を持って乗ってもらえるとろこもこのクルマのポイントだ」とも伝えていた。
佐川急便で導入が進むASF社製「商用軽バンEV」をクルマのプロたちが試乗…ARCネットワークサービス 2023.8.30 Wed 13:12 商用の軽バン電気自動車(EV)への関心が強まる中、佐川急便で…
DICジャパン、脱炭素化に貢献する最新システム『GreeEN車検』を整備事業者に提案…【AA東北2023】 2023.9.28 Thu 21:34 クルマ社会の効率化や業務支援システムの開発・販売を行うディ…