BMWは8月5日、「eスポーツ」のBS+COMPETITION、MOUZ、Redlineの3チームが、8月22~25日にサウジアラビアで開催される「Esports World Cup(EWC)」に向けて、集中的な準備を行っている、と発表した。
重要なプログラムの一環として、これらのチームは実車を使っての共同トレーニングを実施した。トレーニングは、ドイツのBMW Mドライビングエクスペリエンスから始まり、5台のBMW『M4コンペティションクーペ』を使ったロードトリップでイタリアのヴィアレッジョに向かった。ヴィアレッジョでは、スポーツドクターのリカルド・チェッカレッリ博士の指導のもと、メンタルとフィジカルのフィットネスを強化するためのトレーニングが行われたという。
ESL R1オンラインシーズン中、6つのレースイベントを経て、ドライバーたちはEWCへの出場資格を獲得した。この大会は、「Rennsport」シミュレーションプラットフォームで開催される。BMW MチームRedlineはオンラインシーズンでチームランキング1位(337ポイント)を獲得し、BMW MチームMOUZのドライバー、マキシミリアン・ベネッケ(ドイツ)は現チャンピオンとしてEWCに挑む。
共同トレーニングでは、実車のBMW M4コンペティションクーペを使用した運転技術の向上を図った。その後、イタリアへのロードトリップが行われ、チームスピリットを強化する貴重な時間となった。
ヴィアレッジョ到着後、ドライバーたちはフォーミュラメディスンでの集中トレーニングに参加。メンタルエコノミージムでのセッションでは、神経効率を向上させ、エネルギー消費を減少させるトレーニングが行われた。午後には、心理物理トレーニング、栄養指導、シミュレーションセッションなどが行われ、脳と心拍数のモニタリングも実施。ビーチでのヨガやカヤック、室内チャレンジなどのチームビルディング活動も行われ、優勝に向けチームスピリットがさらに強化されたとしている。