世界唯一のビジュアル・フューチャリストと称され、あらゆるSF作品の世界設定に影響を与えたシド・ミード氏の生誕90周年を記念し、「SYD MEAD LAB.2024展」が開催されている。会期は2024年1月21日まで。
本展では、彼が生涯に手掛けた数万点のクリエイティビティを称えるトリビュートとして、新たに発掘されたスケッチやプロダクト、映画プロップ、ポスター、書籍などが展示されている。
シド・ミード氏のオフィシャル・アーカイブからは、「モンスターバイク」や「スマートカー」、「ウォーカー」など、初めて公開されるアートが登場。また、彼が描いたキュートなキャラクター達や、現在入手困難となったプロダクトや旧キットなどのビンテージ品も展示される。
シド・ミード氏は、映画『スタートレック』や『ブレードランナー』、日本のアニメ『ターンAガンダム』、『ヤマト2520』など、40作以上の映画やドラマのコンセプチュアル・デザインに関わり、その影響力は計り知れない。生涯で手掛けたプロジェクトの数は1600以上で、その約20%は日本のためのデザインとされている。
「SYD MEAD LAB.2024展」は、奈良 蔦屋書店 2F 天平ギャラリーで開催。