ブリヂストンは2024年1月に米国ラスベガスで開催されるCES 2024に出展する。デジタルデータを活用し、「プレミアムタイヤ」「リトレッド」「サービスネットワーク」「フリートマネジメント」を、顧客のニーズや課題の解決に最適な方法で組み合わせる「フリートケア」の取り組みを紹介する。
車両やタイヤデータに基づき、車両とタイヤの状況をリアルタイムで把握し、必要なソリューションを適時、適所で提供する。持続可能性や効率性、安全性、生産性に関して、高い顧客価値をもたらすものとして、ソリューション基盤の強い北米からこの取り組みを展開していく。
CES 2024には、プレミアムタイヤの商品設計基盤技術の「ENLITEN」を出展する。ENLITENは、従来のタイヤ性能を向上させたうえで、タイヤに求められる多様な性能を顧客ごと、モビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術だ。
リトレッド事業では、傘下のバンダグ社が、 60 年以上にわたり、サステナビリティへの貢献が高いリトレッド事業に取り組み、推定3 億本のタイヤの再生利用を実現してきた。このリトレッドをフリートケアに組み入れ、リトレッド回数や効率の更なる向上を実現し、フリート事業者のサステナビリティ目標達成に貢献し、サステナブルなモビリティ社会の実現を支えていく。
サービスソリューションでは、米国市場で最大のフリート向けタイヤディーラーネットワーク「The Bridgestone Commercial Dealer Network」をフリートケアと連動させる。これにより、効率的かつ最適なメンテナンスやスケジュール管理、さらにモバイル環境でオンサイトサービスを実現する。
タイヤソリューションでは、タイヤをリアルタイムで遠隔モニタリングすることで、走行中のタイヤ状態を検知し、タイヤ起因の突然の運行トラブルの未然防止を図るとともに、安全かつスケジュール通りの車両運行を追求する。タイヤをスマート化することで、コスト削減などの経済的価値や、フリート運行の生産性向上に寄与していく。
フリートマネジメントソリューションでは、GPSトラッキングやビデオテレマティクス、ドライバーの行動管理、事故削減ソリューション、ルート最適化などの機能により、車両の運行管理やドライバーの安心・安全と効率的な運行をサポートする、としている。