トヨタ自動車の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)は、4月28日から7月17日まで、企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」を開催する。
日本の自動車業界には549万人が従事し、利用部門は約半分の271万人になる。物流という概念が登場した戦後から、マイカーブーム前のモビリティとして日本を支えたのはトラックやバン。以来、現在にいたるまで自動車メーカーは耐久性や乗り心地などの改善を車両に施し続け、運び手が安心・安全に荷物を送り届け、顧客の笑顔につなげたいという想いに応えようとしてきた。
輸送業界では今、環境対応や雇用対策など様々な課題を抱えながらも私たちの生活に欠かすことのできない「確実に荷物を届ける」というサービスに日々尽力している。
企画展「トランスポーターズ 日本の輸送を支え続けているモビリティ」では、戦前のオート三輪車から1990年代の特徴ある輸送車両13台を展示。輸送車両にかけた自動車メーカーの想いと、いつも私たちの生活を支えてくれる輸送に関わる人たちに「感謝」を伝える。
展示車両
水野式自動三輪車(1937年)
トヨタBM型トラック(代用燃料改造車・1950年)
トヨペットSG型トラック(1953年)
トヨペット・マスターラインRR17型ライトバン(1956年)
スズキ・スズライトSL型(1957年)
トヨペット・スタウトRK35型(1959年)
ダットサン1000トラック G222型(1960年)
ホンダT360H AK250型(1965年)
マツダT1500 TUB81型(1965年)
トヨタ・ダイナ RK170型(1967年)
トヨタ・ブリスカGY10型(1968年)
トヨタBUVタマラオ KF10型(1977年)
トヨタ・デリボーイ T-KXC10V型(1991年)