これからの季節、年末年始の旅行や帰省で長距離を移動する際に便利なのが高速道路のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)。最近では地域の特色を活かしたグルメや名産品を取り揃えた個性豊かなスポットが続々と登場し、目的地の一つとして選ぶという人も増えています。
こうした流れを受けて今、全国のSA、PAはレジャー施設のように年々進化しています。そこで今回は、2022年にリニューアル、オープンした注目のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)をまとめました。
東北自動車道 佐野SA(下り)
佐野SA(下り)は7月13日に大規模リニューアルの第一弾として、下り線の商業施設、トイレ棟をリニューアルオープンしました。上下線の施設を徒歩で行き来できることを活かして「佐野パークSA」という一つのパークを創り上げていく狙いです。今回のリニューアルでは、名物「佐野ラーメン」などを提供する大規模フードコートがオープンし、以前より一層開放的な空間で飲食、リフレッシュできるようになりました。
東海北陸道 長良川SA(下り)
長良川SA(下り)は、11月30日にこれからの旅路を彩るSAとして、ショッピングコーナーを大幅に拡充しました。ショッピングエリアでは「栗きんとんパイ」などの地域土産のほか、特産品である関の刃物の特別コーナーを設置。ショッピングエリアの拡張に加えて、座席数を増やしたフードコートや、シャワー、ランドリー設備など長距離ドライバーがゆったりと休憩できる環境が用意されています。
長野道 みどり湖PA(上り)
みどり湖PAは、3月18日に商業施設をリニューアルしました。「旨いメシならっ!」というコンセプトのもと、ボリュームとコスパを重視したメニューが用意されており、「二八そば」や「山賊焼」といった、信州ならではのお料理やお土産などの新商品が楽しめます。
名神高速道路 大津SA(下り)
大津SA(下り)は、3月12日に古今東西の人や特産品で賑わう市場をイメージしたショッピングモール「大津楽市」と、シャワー、コインランドリー、マッサージチェア、レストコーナーを備えたリラックス空間「ドライバーズコーナー」を新たにオープンしました。2階のフードコートでは「大阪王将」などの有名店が並び、テイクアウトコーナーでは、北海道産牛乳を使ったアイスクリームなどを販売する「Mow Mow café」や博多の有名焼き鳥店「かわ屋」などが出店しており、全国のグルメが楽しめます。
阪和自動車道 岸和田SA(下り)
岸和田SA(下り)は8月10日、テイクアウトコーナーをリニューアルオープンしました。ショッピングコーナー「御馳走市場」とテイクアウトコーナー「御馳走食堂」としてグランドオープンします。御馳走市場では、売場を拡大し、取り扱い商品が増加しました。また、御馳走食堂では、大阪の人気ラーメン店「ストライク軒」が監修するラーメン専門店や「うめ皇蘭」監修の「杏仁ドリンク」を提供するスイーツ店など幅広いグルメが用意されています。
川口ハイウェイオアシス
首都高速道路にある「川口ハイウェイオアシス」は4月25日、従来の川口PAと比べて駐車場を2倍に拡充するなどの設備の増強に伴い、川口市が運営する「イイナパーク川口」と連結するリニューアルを行いました。イイナパーク川口では水辺や雑木林で自然や生き物と触れ合うことができます。さらに「フワフワドーム」などの子どもが楽しめるアクティビティが充実しており、休憩所の枠を超えたハイウェイオアシスとして利用できる。