意外に繊細な作りのキャンピングカー設備。誤った使い方をすると故障の原因にもなってしまいます。車種によって装備の細かい使い方は違いますが、今回は基本的な装備の使い方についてご説明いたします。◆キャンピングカーの装備の使い方…目次バンクベッドの使い方ダイネット(座席)の使い方シンクと給排水タンクの使い方冷蔵庫の使い方窓の開閉方法インバーターの使い方FFヒーターの使い方ベンチレーター(吸排気)の使い方外部充電の使い方●バンクベッドの使い方大人2~3人でも寝られるバンクベッド。キャンピングカーの基本といっても過言ではない装備ですね。このバンクベッドの使い方はとてもシンプルです。1. バンクベッドを固定している止金具を解除します。2. 両手でバンクベッドを引き出します。(倒すタイプも有り)3. バンクベッドに置いてあるラダー(はしご)を取り出して装着します※走行中のバンクベッドの展開、使用は禁止されています。●ダイネット(座席)の使い方使ったことがないと意外と難しい、ダイネットスペースを就寝スペースに切り替える方法。1. テーブル奥に付いている二つのボタンを押し込みます。2. テーブルの脚をスライドさせて折りたたみます。※スライドさせずに折りたたもうとすると脚が折れる場合があるのでお気をつけください。3. テーブルをシートの下に設置します。4. 背もたれを3でセットしたテーブルの上に敷きます。これで就寝スペースへの切り替えが完了します。少し手順が多く、展開方法が車種によって違い場合が多いので動画でも3種類ご説明いたします。キャブコン シート埋め込みタイプキャブコン シートスライドタイプバンコンシートスライドタイプ●シンクと給排水タンクの使い方シンクはキャンピングカーを動く家にしている設備の一つですね。この設備を使うためには、まず備え付けの給水タンクに水を入れる必要があります。1. 給水タンクを固定しているベルトを外します。2. シンクとつながっている給水ホースを外します。3. 水を入れる4. 給水タンクをもとの位置に戻して給水ホースをはめます。給水タンクに水を入れたらシンクのレバーを回すことで使うことができます。給水タンクに水が入っていないときにレバーを回すと故障の原因になりますのでお気をつけ下さい。●冷蔵庫の使い方サブバッテリーのスイッチを入れた状態で冷蔵庫奥についている温度調整スイッチを時計回りに回すことでご利用いただけます。冷蔵庫内が冷えるまで30分ほど時間がかかるので、お使いの前にスイッチをいれるとスムーズにご利用いただけます。●窓の開閉方法キャンピングカーの窓はアクリルでできており、乗用車は開き方が異なります。1. 窓ロックを押しながらスライドします2. 左右のレバー(ダンパー)をスライドさせます3. 窓を押すことで開きます。窓の開き方は簡単そうに見えて意外と難しいためこちらも動画でご説明いたします。●FFヒーターの使い方FFヒーターは車内に設置されているスイッチの電源をいれることで使用できます。1. スイッチを押して電源を入れる(回すだけのタイプも有り)2. つまみを回して暖かさを調節する3. 使用後はスイッチを切りつまみを戻す※FFヒーターの吹き出し口は、かなりの高温になる為、塞いだり可燃性の高い物は置かない様にしましょう。●インバーターの使い方インバーターを使うことで家電製品、電子機器(スマホやPCなどの充電)を使えるようになります。家庭用コンセントがあるタイプの車種は、インバーター専用スイッチをONにすることでご利用できます。小型のインバーターを搭載している車種もあり、本体スイッチの電源をONにすることでご利用できます。●ベンチレーター(換気扇)の使いかたベンチレーターは手動部分と自動部分の操作2種類があります。1. ハンドルを回して蓋を開けます。(車種によって自動・手動が異なります)2. IN(吸引)・OUT(排出)ボタンどちらかを押します3. パワーメーターを回すと起動します※走行前には必ず蓋を締めてから走行してください。故障の原因になります。●外部充電の使いかた車内に置いてある外部電源コードをRVパークなどに設置されているコンセントに接続することで、サブバッテリーを充電しながら、100V電源を無制限に使うことができます。1. 外部充電コードを取り出します2. 車両外装に設置してある充電口にコードを差し込みます3. キャンプ場やRVパークなどに設置されている100V電源コンセントに差し込みます※出発前には必ず電源コードを取り外しましょう。※許可された場所のみで外部充電を行いましょう。●さていかがでしたでしょうか?意外と繊細なキャンピングカーの装備。正しい使い方が分かればキャンピングカーは今まで以上に魅力的になります。ここで紹介した装備の使い方は一般的な車種の装備なので車種によっては同じ装備でも使い方が異なる場合もあります。ある程度気に入った車種が見つかっているのなら実際に見に行ってみるかレンタルして使ってみることをおすすめします。