「SA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)の「華づくり」の一環」として開催された、NEXCO東日本新メニューグランプリ。2月28日その決勝大会が東京都内で行われた。グランプリは、東武食品サービスが運営する、常磐自動車道友部サービスエリア上り線の「茨城にメロメロ~素晴らしき茨城の”食”に愛をこめて~」に輝いた。地域の特色を活かした個性的で魅力ある店舗づくりを目指す取り組みとして、SA・PAのフードコートが開発した新規メニューの頂点を決めるこのコンテスト。NEXCO東日本が管轄するSA・PAから121作品がエントリーした。地域ごとのブロック大会を勝ち抜いた11作品に、前回の覇者を加えた、12作品が決勝大会で競った。今回の開発テーマは、今では見栄えのいい食事は写真をSNSに投稿するという人が多いことから、SNS映えする「ご当地「#フォトジェ肉(にっく)」メニュー。すなわち、フォトジェニックな肉料理であること。さらにそれが高速道路のSA・PAで気軽に楽しむことができる「ワンプレートメニュー」であること。地域色がどのように盛り込まれているか、開発過程でのストーリーはあるか。もちろん、価格に対しての満足度や、おいしさ、料理のバランスが伴ったメニューに仕上がっているか、などが総合的に審査され、グランプリが決定した。審査委員長を務めた、四川販店グループオーナーシェフ陳健一氏が「どれも素晴らしい味、魅力を備えて選ぶのが本当に大変だった」と評する12作品からグランプリになったのは、常磐自動車道友部サービスエリア上り線の「茨城にメロメロ」だった。友部サービスエリア上り線は前回の覇者で、今回はシードで決勝に進んだ。2年連続4度目の優勝となる。すでに発売開始から4000食を売り上げているこのメニューは、常陸牛の焼き肉”和”ロコモコ風、コンパクトなタジン鍋でつくば美豚と笠間佐白山の豆腐を使用した白い麻婆豆腐、つくば美豚のローストモデナ風サラダ仕立て、つくば鶏と奥久慈たまごのスープが楽しめる。地元茨城の味覚を和風、中華、イタリアンにアレンジしてまとめた。ワンプレートメニューはきれいにまとめることが難しいという。盛りつけられる皿はスペインの陶芸家による作品だ。一枚の皿に高低差があって、全体がみわたせるようになっているのは、写真に撮ってのSNS映えへの気遣いだ。菅沼料理長は「シード参加ということで緊張しました。美味しいものを出して当たり前だからです。私たちは地元茨城の食材に恵まれています。素材の良さを最大限に活かすことには、日頃から気を付けています。生産者の皆さんはじめ、茨城にいただいた評価だと思います。平日で平均30食、休日で50食ほど出るので、このメニューはお客様にも評価していただけているのではないでしょうか」と話す。
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