今回取材したセルスター工業の「CSD-790FHG」は前後同時録画に加えて録画品質の高さや機能性、操作性などに優れた最新モデルとなった。
◆2カメラによる高画質な前後同時録画に対応
《フロントカメラは200万画素。夜間やトンネル内でも綺麗に録画可能な『ナイトビジョンVer.2』搭載》
《リア用カメラは100万画素だが、白とびや黒つぶれを抑えるHDRが搭載されていてかなりの高画質で録画されている》
2台のカメラを備え前後の同時録画を可能にしたセルスター工業の「CSD-790FHG」。前方の録画に加えて後方をもう一台のカメラを設置して前後の同時録画可能としたのが最大の特徴だ。リアカメラを備えることで近年社会問題にもなっているあおり運転の対策としても効果を発揮するモデルとして注目だ。万が一の場合に鮮明な映像が残せることもこのモデルの特徴。条件や環境にかかわらず安定して鮮明な映像が残せるのも同モデルの大きな魅力となっている。フロントカメラには高画質なカメラ(200万画素)を搭載。ソニー製Exmor R CMOSセンサーSTARVIS(スタービス)を採用することで、夜間や光量の少ない場所やトンネル内でも鮮明な映像を残せるのも魅力だ。
さらにリアカメラの性能の高さにも注目。100万画素のカメラを備え後方から追走するクルマのナンバープレートも鮮明に記録できる。またHDR(ハイダイナミックレンジ)による画像合成技術を搭載しているのでトンネルの出入り口など、明るさが急激に変わる場所でも白とびや黒つぶれを低減して、鮮明な映像を記録できるのも特徴。
リアカメラは小型で設置性も高いのも魅力。本体からリアカメラへの接続コードは9mを確保するためミニバンなどの大型の車両への取り付けも余裕。接続ケーブルを長くするとノイズなどの影響を受けやすくなるが、同モデルでは回路設計の工夫などによって多彩な車種への取り付けが可能なケーブル長を確保した。
◆高速道路の逆走注意も警告する機能が便利
《2018年1月現在6種類76基の衛星から受信が可能な高性能GPSを採用。取締機警告や安全運転ポイントを事前に教えてくれる》
このモデルのもう一つの注目機能は「GPSおしらせ機能」だ。事故多発エリアやゾーン30、小学校、中学校などに近づくと警告音と画面表示で知らせる機能。はじめて走るルートでもあらかじめ注意を喚起してくれるので安心感も高い。さらに「GPSおしらせ機能」には高速道路逆走注意エリアの警告も備えている。サービスエリアなどに駐車して再出発する際の逆走の注意喚起をしてくれる便利機能となっている。
またGPSデータに記録されているオービスなどの速度取り締まり機の設置ポイントも事前に知らせてくれるのも便利。しかもGPSデータは毎月無料で更新可能なので最新のデータを常に利用することができる。GPSによる自車位置測位にも優れ、利用可能な衛星受信数は6種類76基にもおよび、測位精度の高さは抜群。市街地のビル陰や山間部でも精度の高い測位を可能にしている。
また、ドラレコの新しい利用方法としても注目されているのが駐車中の監視機能だ。同モデルはオプションで用意されている常時電源コードを使えばパーキングモードの利用も可能。このモードはクルマの駐車中の車上荒らしやいたずらを監視・記録する機能。駐車中のクルマに衝撃(イベント)があった場合やカメラが動くものを検知した場合(モーション)に録画を開始するという機能。録画が発生した場合、次回のエンジン始動時にパーキングモードを解除した際に音声で知らせてくれる。エンジンオフの状態で最大12時間の録画に対応するので愛車の見守りにぜひ利用したい機能だ。
◆操作性や表示機能にも注目
《フロント本体カメラのモニターにリアカメラ映像も同時に表示することができる》
多機能になっているドラレコだからこそ、使いやすさにも注目してみた。同モデルは操作面でも一歩進んだ機能を備える。それはすべての操作がタッチパネルを使って行える点だ。本体に装備される2.4インチのタッチパネル液晶に設定メニューを呼び出してタッチ操作で各種設定が可能。複雑な操作を覚えてボタン操作する必要も無く、直感的に液晶モニターのメニューを見て操作できるので、設定変更もいたってスムーズだ。また液晶へのカメラ映像の表示も好みで設定変更可能だ。フロントカメラ表示、リアカメラ表示、フロント/リアの二画面表示にも対応。前後のカメラを常にモニターで確認する設定はかなり便利。機能や性能を次々アップさせているドラレコ。多機能で高性能なドラレコを選ぶなら要注目のモデルとなった「CSD-790FHG」。安心で安全な運転をサポートするドラレコを探しているならジャストフィットなモデルと言えるだろう。
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