日本交通と子会社のジャパンタクシーは、企業14社とともに、5月11日より「陣痛タクシープロジェクト」を発足。第1弾として「陣痛タクシー」に登録した人へ、出産・育児に役立つ「マタニティギフト」の無料提供を開始する。今回のプロジェクトは、女性が子育てをしやすい環境を整えるため、陣痛タクシーに登録する妊婦のサポート強化、さらなる認知拡大と普及促進が目的。陣痛タクシーは、2012年5月より日本交通が提供している妊婦向けサービス。住所やかかりつけ病院、出産予定日などを事前登録することで、通院時や陣痛時に慌てず、簡単にタクシーを呼ぶことができる。プロジェクト第1弾のマタニティギフトでは、出産や育児に役立つ「マタニティギフト」を東京都内23区および武蔵野市・三鷹市在住の陣痛タクシー登録者へ6月1日より順次、無料で提供する。陣痛タクシープロジェクトには、ユニ・チャーム、ミキハウス、ズーム・ティー、サントリー食品、UCC上島珈琲、ジョンソン・エンド・ジョンソン、小学館館集英社プロダクション、ベアーズ、オイシックス、アサヒグループ食品、サラヤ、パナソニック、イケウチオーガニック、高島屋の14社が賛同。マタニティギフトには、賛同各社が提供するオムツ、全身シャンプー、哺乳瓶、カフェインレスコーヒー、食品宅配、教育サービス、水、家事代行サービスなど、出産や子育てに役立つグッズのほか、救急の連絡先や子どもの事故防止情報などをまとめたファイルをオリジナルボックスに同梱。陣痛タクシー登録者へ提供する。日本交通とジャパンタクシーは、今後1年で東京都内の妊婦の半数以上へのマタニティギフトの提供を見込んでいる。さらに将来的には、同プロジェクトの協賛金の一部を運賃に充てることで、陣痛タクシーの実質無料化を目指す。