プジョー・シトロエン・ジャポンはプジョーブランド中核SUVである新型『3008』を体感できるイベントを東京・六本木にある東京ミッドタウンで始めた。3008の実車展示や試乗に加えて、インテリアや走行感覚をVR技術でも体験できるのが特徴。プジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長は4月25日、プレス向け内覧会で「こうした素晴らしい場所で我々の最新モデルをこのような形で披露できることをうれしく思っている」とした上で、「3008はプジョーにとって非常に重要な位置づけとなった新製品となっている。というのも、プジョーとしてSUVの分野に参入したことを象徴するモデルとなるからだ」と述べた。その上で「我々がSUV市場に参入するにあたり、他との違いを存分に主張していきたい。とかくSUVというと運転している最中にどうしてもゴツゴツしたり不快さがでたりするが、プジョーはそれを解消できるという点に非常にこだわりをもっている。プジョーのSUVに乗ることによって、プジョーならではのロードホールディング、そしてドライビングコンフォートを実感して頂けると確信している」と強調した。「NEW SUV PEUGEOT 3008 Amplified Experience in TOKYO MIDTOWN」と名付けられた3008体感イベントは4月25日から5月7日まで開催される。このうち試乗できるのは4月26日から5月2日まで。また5月3日から5日までは、屋外のコートヤードで3008を使ったトリックアート撮影コーナーや、プジョーのSNSをフォローした人へオリジナルポップコーンのプレゼント企画も行われる。3008の実車は2台が展示されているほか、プジョーの新世代コックピットデザイン『i-Cockpit』や3008の走行感覚をソファにかけながらヴァーチャル体験できるコンテンツなども用意されている。3008のi-Cockpitは、高画質12.3インチデジタルディスプレイ、8インチタッチスクリーン、ドライバーの視界と足元スペースを確保するために上下をフラットにした新デザインステアリングホイールなどで構成され、ディスプレイの画面表示を始め、香りや間接照明の照度、サウンドなどドライバーの好みに応じて調整できるのが特徴。プレス向け内覧会のトークセッションにゲストとして登壇したサイエンス作家の竹内薫氏はi-Cockpitについて「人間が外界から得る情報の8割を視覚情報が占める。このコックピットは自分でカスタマイズして最適な情報を常に得ることができるというのがすごく大きい。さらに視覚以外にも臭いであったり、パネルやスイッチ類の触感の部分も考えられていて、8割プラスアルファのところでリラックスできたり、あるいは元気に運転できるとった人間の感情部分に訴えかけてくる」と分析していた。