トヨタ自動車は、スマートフォン向け新ナビゲーションアプリ「TCスマホナビ」の提供を、12月1日より無料にて開始する。
トヨタはこれまで、スマートフォン向けナビアプリとして、車載通信機(DCM)などを通じて車両から収集されたビッグデータに基づく、トヨタ独自の渋滞情報「Tプローブ交通情報」を掲載し、渋滞を回避するルートを案内する「T-Connectスマホアプリ」を年間2500円で提供してきた。一方、災害時の救援活動支援を目的に、同じくビッグデータに基づく通行実績情報を「通れた道マップ」として、無料でWebサイトにて公開し、スマートフォンでの閲覧も可能としている。
今回、提供を開始するTCスマホナビは、従来のナビ機能の視認性・操作性を向上。Tプローブ交通情報や通れた道マップを常時表示するほか、交差点での拡大図表示や交差点名の読み上げなど、見やすい地図とわかりやすい音声によってルートを案内する。
さらに大規模災害発生時には、通れた道マップに「被災地の航空写真」を表示できるほか、来夏には通れた道マップを反映したナビゲーションのルート探索機能を追加するなど、災害対策機能を強化する。
またTCスマホナビは、外部の様々なサービス事業者とオープンに連携する場としても活用を進めていく計画。第1弾として、駐車場シェアリングサービスのakippaと連携し、駐車場の検索・予約、駐車場までのナビゲーションを提供する。さらに今後は、パーク24が展開する同様のサービスとも連携を進める予定だ。
トヨタ、新ナビアプリの無料提供を開始…独自の交通情報を常時掲載
《纐纈敏也@DAYS》