日産自動車の星野朝子専務執行役員は8月24日に発売した新型『セレナ』の事前予約受注の7割が同車に初採用した自動運転支援技術のプロパイロットの装備を選択していることを明らかにした。
新型セレナはミニバンとして初となる同一車線自動運転技術を採用、メーカーオプションで装備できるようになっている。
星野専務は同日、横浜市内にある本社で開いた発表会で、プロパイロットの装着率に関して「想定としてはだいたい4割くらいとみている」とした上で、「現在、予約注文を頂いているが、その数字では7割近くになっている」と話した。
新型セレナの月販目標は8000台で、事前予約の状況について星野専務は「近い時期にお知らせしたい」と具体的な数字は示さなかったが、「我々が計画していた予注の数を超えて頂いている」とした。
またプロパイロットをセレナから装備を始めたことについて「我々、『技術の日産が人生を面白くする』ということで、たくさんの人々の人生を面白くしたいなと思っていて、このプロパイロットを通常なら高級車から搭載していくということもあったと思うが、ひとりでも多くのお客様に素晴らしい自動運転技術で楽チンな運転、本当に楽しいドライブを経験して頂きたいと思い、あえてこのファミリーカーの代表格であるセレナから搭載していく戦略をとった」と説明した。
新型セレナの価格は231万6600~318万7080円で、あらかじめプロパイロットを装備した期間限定の特別仕様車プロパイロット エディションの価格は291万6000~318万7080円となっている。
《小松哲也》
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