豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーは7月26日、日本初となる2.5トン積 燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)の販売を今秋より開始すると発表した。同社は、これまで豊田合成 北九州工場や関西国際空港、周南市地方卸売市場の実証実験を通じて、Well to Wheel(燃料原料採掘段階から稼動段階まで)でのCO2削減効果などの検証を行い、FCフォークリフトの本格的な市場投入にむけて開発を進めてき。今回販売するFCフォークリフトは、トヨタ自動車の燃料電池自動車『MIRAI』と同じ燃料電池セルを使用し、発電効率の高いフォークリフト専用FCシステムを搭載。稼動時にCO2やNOxなどを排出しない優れた環境性能と、3分の燃料充填で8時間の稼働が可能な高い利便性を併せ持つ。また、外部給電機能を標準装備し、災害などの非常時に電源としても活用できる。価格(税別)は1400万円。購入に際しては、環境省・国土交通省連携事業である「水素社会実現に向けた産業車両の燃料電池化促進事業」により、2016年度から2018年度の実施期間において、同クラスのエンジン車との価格差の半額が補助される。
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