関東甲信で大雪、東名・首都高など「予防的通行止め」実施[新聞ウォッチ] | CAR CARE PLUS

関東甲信で大雪、東名・首都高など「予防的通行止め」実施[新聞ウォッチ]

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東京(2月5日)
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  • トヨタ・プロボックス

近年の天気予報は当たる確率が高いなどと褒め称えている場合ではない。本州南岸の低気圧が発達しながら東へ進んだ影響で、東京23区を含む広い範囲で大雪警報が発表されたが、新交通システム「ゆりかもめ」では列車が立ち往生し、全線で一時運転を見合わせたという。

また、高速道路では、あまり耳慣れない、事前に入り口を閉鎖するという大規模な「予防的通行止め」も実施された。首都高速の中央環状線や渋谷線、東名高速道路や圏央道、中央道などの一部区間では通行止めとなったという。積雪により車が立往生するトラブルが相次いでおり、早期の対応が必要と判断したようだが、その影響で一般道の環状道路などは激しい渋滞が続く混乱もあったようだ。

◆トヨタ自動車や日野自動車など生産停止

予防的な対応かどうかはともかく、自動車メーカーの生産にも影響が出ているという。きょうの読売などが報じているが、トヨタ自動車は物流の影響を受けて、高岡工場や田原工場など、6工場9ラインについて、6日午前の稼働を停止。グループの日野自動車も日野や羽村工場などで、6日の生産を停止する。

このほか、日産自動車も、神奈川県にある追浜と横浜工場、栃木工場の稼働を止めたほか、ホンダも埼玉県内にある工場を6日午前まで停止。6日午後は天候状況を見て判断するという。

◆ダイハツは一部の出荷を再開

そんな中、認証試験の不正により国内の車生産を全て停止しているダイハツ工業では京都工場で、停止処分前に残っていた在庫の出荷を再開したという。安全性が確認された親会社のトヨタ自動車ブランドで生産する『プロボックス』と、マツダの『ファミリアバン』の商用車2車種で、国土交通省が昨年12月20日に出荷停止を指示してから約1カ月半ぶり。生産も来週12日に一部再開するとしているが、待ち遠しい春の訪れはしばらく時間がかかりそうだ。

2024年2月6日付

●自動車各社、雪で工場停止(読売・7面)

●都心など広範囲に雪、「ゆりかもめ」立ち往生(朝日・27面)

●トヨタ週内稼働停止、豊田織機不正、東海地方4工場(毎日・4面)

●トリガー協議迫る期限、補助金4月まで、与党慎重崩さず(産経・7面)

●デジタル政府、日本後退、昨年31位、コロナ禍で対応遅れ(産経・12面)

●ダイハツ、京都で1カ月半ぶり出荷再開(産経・12面)

●ホンダ営業最高益、1兆円規模、車事業回復、4~12月期(日経・1面)

●EV用素材、下落鮮明、中国で需要減速、生産停止の動き(日経・9面)

●連結トラックで運転手4割減、トヨタ、部品輸送で拡大検討(日経・13面)

《福田俊之》

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