“ワックス”と“コーティング”、選ぶべきはどっち? 作業の鉄則は?「洗車」の“常識”を解説!【カーライフ 社会・経済学】 | CAR CARE PLUS

“ワックス”と“コーティング”、選ぶべきはどっち? 作業の鉄則は?「洗車」の“常識”を解説!【カーライフ 社会・経済学】

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“ワックス”と“コーティング”、選ぶべきはどっち? 作業の鉄則は?「洗車」の“常識”を解説!【カーライフ 社会・経済学】
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秋は「洗車」に向いた季節だ。それを踏まえて当コーナでは、「洗車」の“常識”を解説している。今回は、「ワックス」と「コーティング」をテーマに据え、これらを施行する際の鉄則から、それぞれの利点について説明していく。

最初に、「ワックス」と「コーティング」を行う目的から説明していこう。これらは当然ながら、クルマの見た目を上げるための作業だ。クルマに乗ろうとするとき、愛車が汚れていたらテンションが上がらない。クルマはキレイな方がドライブが楽しくなる。

そしてそれと同時に、「汚れにくくする」ことも目的だ。なので例えば「洗車」を行おうとする翌日に雨が降りそう、なんて天気予報だったとしたら、洗車は翌週に回さない方が良い。むしろ雨降りの前だからこそやるべきだ。そうすることで汚れがつきにくくなる。次に晴れたときさっと水で流せば雨の日の汚れを簡単に落とせる。

ところで、「ワックス」と「コーティング」を行うにあたっては、1つ重要な「鉄則」がある。それは「徹底的なボディリセット」だ。せっかく「ワックス」や「コーティング」をするのだから最大限の効果を得たい。そのためにはシャンプーでは落とし切れない頑固な汚れを、排除しておく必要がある。

なお頑固な汚れとは、「ウォータースポット」「雨ジミ」「水アカ」「鳥フンや虫の死骸」「鉄粉」等だ。で、これらを落とすにはそれぞれに対して専用ケミカルを用いよう。そうすればそれぞれを効率的に落とせる。

なお1つのケミカルでタイプの異なる汚れのいくつかを落とせるものがある一方で、「鉄粉」については「粘土クリーナー」等の専用品でないとなかなか落とせない。そのかわり専用品を使うとばっちり落とせる。タバコの外装のセロファンのようなものを指にはめてボディを触ってみると、作業前にはザラついた感触を確認できるが、作業後には同じように触ってみるとツルツルになっている。

また、「小キズ」も取りたい。これが取れると仕上がりの輝き方が変わる。で、「小キズ」を取るにはコンパウンド入りのクリーナーが力を発揮する。なお、コンパウンド入りのケミカルはできれば使いたくないと考えているドライバーもいる。もちろんそこは各自の判断にはなるが、粒子の細かなタイプなら特にボディへのダメージを心配する必要はないだろう。仕上がりのキレイさを優先するのなら使った方がベターだと思うのだが、いかがだろうか。

さて、気になるのは「ワックス」と「コーティング」のどちらを選ぶべきか、だが…。

一般的には、「深みのある艶」を取るなら「ワックス」が向き、「耐久性」と「光沢」を重んじるなら「コーティング」が向いていると言われている。しかしながら昨今は、両方の特長を備えた製品がそれぞれの中に存在している。なので、どちらが良いのかは一概には言いづらくなってきた。効果、耐久性、作業性、そして価格までを鑑みて、いろいろと試しながらマイベストを見つけ出したい。

なお、新しい製品を使うときには特に、「ボディリセット」は入念に行いたい。古いケミカルを落とし切ってから作業すべきだからだ。参考にしてほしい。

《太田祥三》

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