「洋型霊柩車」の生産・販売を行う有限会社TRGに注目…福岡の朝日自動車が子会社化 | CAR CARE PLUS

「洋型霊柩車」の生産・販売を行う有限会社TRGに注目…福岡の朝日自動車が子会社化

ニュース ビジネス

レクサスをベース車に使用した、TRGのリムジン型霊柩車
  • レクサスをベース車に使用した、TRGのリムジン型霊柩車
  • レクサスをベース車に使用した、TRGのリムジン型霊柩車の内観
  • メルセデスベンツをベース車に使用した、TRGのリムジン型霊柩車
  • メルセデスベンツをベース車に使用した、TRGのリムジン型霊柩車
  • TRGのリムジン型霊柩車の集合写真
  • 生産工程ステップ1:ベース車の鈑金作業を行っている様子
  • 生産工程ステップ1:ベース車のサイドドアやバッグドア、内装パーツなどを取り外した状態
  • 生産工程ステップ1:ベース車を切断したあと、鉄板などで溶接
福岡で複数の自動車関連事業を展開している朝日自動車株式会社(福岡市博多区西月隈4丁目6番7号・藤野利浩社長)は、洋型霊柩車の生産・販売を行う有限会社ティ・アール・ジィ(福岡県大野城市御笠川5丁目3番15号/以下TRG)を、7月1日に子会社化した。

◆TRGはガレージタルガの分社として設立
朝日自動車の子会社となったTRGは「洋型霊柩車のパイオニア」として、2001年11月に設立。それ以前は、BMW、オースティンミニなどの輸入車販売やオープンカーの生産などを福岡市で展開していたガレージタルガ(現在は廃業)の霊柩車・福祉車両のデザイン営業部門として、トヨタのクラウン、ゼロクラウン、日産のプレジデント、フーガのほか、輸入車のメルセデスベンツをベース車とした洋型霊柩車の生産や販売などを行っていた。

ガレージタルガの分社として新たなスタートを切ったTRGは、自社オリジナルの照明システムを搭載した次世代型ショートリムジン霊柩車「みちびきシリーズ」を発売するなど、霊柩車のデザイン設計・生産・販売・メンテナンスを提供。

また、輸入霊柩車の販売や福祉車両、福祉用入浴車両、湯灌(ゆかん)車の生産・販売、さらにはオープンカー(コンバーティブル)、ガルウィング、リムジン、セキュリティーカー(防弾)、スポーツワゴン、道路パトロールカー、各種レストアのメンテナンスも手がけ、完璧なアフターサービスをモットーに事業を運営している。

◆装飾が少ない「洋型霊柩車」が増加傾向
霊柩車には、葬儀の出棺に使用する「儀礼用」と、病院や自宅などから遺体を搬送する「搬送用」があり、大きく分けて宮型・洋型(特別車)・バン型・バス型(普通車)の4タイプが運行。国内外の高級乗用車やピックアップトラックなどをベース車として使用し、改造して生産されている。

儀礼用は、重厚感のあるフロントマスクの車種をベース車に選んで改造し、外観に装飾を施す場合が多い。搬送用は、普通車と同じような外観の車種をベース車に選び、目立つような装飾は行わない。

かつて、霊柩車のスタンダードとして広く一般に使用されていたのは、後部座席部分の外観に、絢爛豪華な和風建築風の装飾が施された儀礼用の宮型車だった。しかし時代の移り変わりとともに、外観デザインの派手さや高額なレンタル料、道路交通法の外部突起物規制などの問題により利用が減少。現在は、過剰な装飾を行わない洋型車を儀礼用として使用する傾向が高まっているという。

◆TRGの儀礼用「洋型霊柩車」の生産工程を紹介!
TRGでは、現在主流となっている洋型車を中心に、リムジン型、バン型、寝台車、バス型、軽霊柩車、宮型霊柩車の生産を行っている。下記にて、TRGが実際に行っている洋型霊柩車の生産工程を3ステップで簡単に紹介しよう。

生産工程:ステップ1
ベース車の車体を切断。その後、車体を引き延ばし、鉄板などを用いて溶接や鈑金作業を行う。このとき必要であれば、駆動系のドライブシャフトや電気配線、エアコンダクトの延長なども行う。

生産工程:ステップ2
溶接・鈑金が完了し、切断部分と延長部分をしっかりつなぎ合わせたら、ボディの表面を仕上げるために塗装を行う。

生産工程:ステップ3
最後に、霊柩車の内装部品の組付作業を行う。棺台レール、LED照明、カーテン、クロス、シートなどをすべて組み付ければ完成だ。

大まかに分けると上記3ステップの工程になるが、工程途中には、車体のひずみや剛性テストなども行われている。

なお、TRGで請け負っている霊柩車の生産は、ほとんどの場合がオーダーメイド。霊柩車専門のデザイナーを雇用し、さまざまな要望をカタチにして世界に一台だけのオリジナル霊柩車を提供している。

[PR]
《カーケアプラス編集部》

関連ニュース

特集

page top